フォルクスワーゲンID.4(前編)

2022.12.11 思考するドライバー 山野哲也の“目” 山野 哲也 レーシングドライバー山野哲也が「フォルクスワーゲンID.4」に試乗。欧州の巨人が次世代の世界戦略車に位置づける電気自動車(BEV)を、果たして山野はどうジャッジするのだろうか。箱根のワインディングロードに持ち込んだ。
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「ゴルフ」の感動がよみがえる

「これはいいクルマだ!」と、フォルクスワーゲンID.4から降りてくるなりレーシングドライバーの山野哲也が叫んだ。ID.4は、2022年11月22日に日本でも発売されたBEVである。いきなりの高評価に少々とまどうwebCGスタッフ……。

山野:初めて「ゴルフ」に乗ったときの感動がよみがえりました。

webCG:具体的には、まず何でしょう?

山野:ゴルフの伝統的な特徴のひとつに「ボディー剛性の高さ」がありますが、ID.4にも見事に引き継がれています。

webCG:ID.4が使うBEV専用のMEBプラットフォームは、底部のバッテリーそのものがフロアの一部となってボディー剛性の一端を担うそうです。

山野:アルミニウム製のハウジングでバッテリーモジュールを上下でサンドイッチしています。一種の二重フロア、いやむしろ立方体が存在しているから、剛性が一気に高まるんです。

 
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