マツダ、EVを自社開発 2012年春に発売

2011.01.25 自動車ニュース webCG 編集部

マツダ、電気自動車を自社開発 2012年春に発売

マツダは2011年1月24日、「デミオ」をベースとする電気自動車を自社開発し、2012年春よりリース販売を開始すると発表した。

マツダ初となる市販型の電気自動車(EV)は、5人乗りコンパクトカー「デミオ」をベースに開発され、航続距離は200km程度が目標値とされる。発売は2012年春頃の予定で、国内の地方自治体や法人顧客への販売が想定されている。

マツダでは、パワートレインの効率改善や車両の軽量化など、自動車の基本性能を優先的に高め、その上で段階的にエネルギー回生システムやハイブリッドシステムなどの燃費向上デバイスを組み合わせていく"ビルディングブロック戦略"を進めている。その核となるのは、高効率パワートレインや軽量ボディ&シャシー技術の「SKYACTIV(スカイアクティブ)」だが、それと並行してEVの開発も進めているという。将来これらの技術が融合すれば、プラグインハイブリッド車や「水素ロータリーエンジン付きEV」のようなクルマも登場するかもしれない。

マツダは、今回のリース販売を通じて、ユーザーの利便性や電気駆動技術の実用性についてさらなる知見を深めていくとしている。

(webCG 曽宮)

「デミオ」(写真は、ガソリン仕様)。
「デミオ」(写真は、ガソリン仕様)。 拡大

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