Gear Up! Selection | AGORA MODELS(アゴラモデルズ)
迫力と繊細さが同居するビッグスケールキット 2023.07.10 Gear Up! 2023 Summer 2022年秋に日本上陸を果たしたアゴラモデルズ。全長50cmを超える1/8という大スケールで超精密な英国生まれの組み立てキットである。ふたりのイギリス人のモデラーによって、2018年に設立されたアゴラモデルズ。歴史は浅いが、すでにモデル愛好家の間にその名は浸透している。第一級のモデルキットと優れた顧客サービスで、製品にはミリタリーモデルもあるが、メインはモデルカー。現在、同社のサイトにはラ・フェラーリ、C2シボレー・コルベット、シェルビーGT500、ジャガーEタイプS1ロードスター、ポルシェ917KH、メルセデス・ベンツW196Rなどがラインナップされている。また、2023年秋には007ボンドカーシリーズの第1弾、アストンマーティンDB5が発売され、その後にはロータス・エスプリ、トヨタ2000GTがリリースされる予定だ。
いずれも1/8というビッグスケールで、実車を3Dスキャンした正確なプロポーションのボディーは全長50cm超。しかも亜鉛ダイキャスト製なので、ずっしりと手応えがある。およそ600個を数える部品は金属、樹脂などの材質を適宜使い分けており、すべて塗装済み。それらを接着ではなく、まるで実車を組み上げるようにビス留めしていけば、ドア、ボンネットやトランクリッドの開閉、灯火類の点灯、サスペンションやステアリングの可動といったギミックを備えた博物館展示レベルの超精密モデルが、特別なスキルを必要とせずに仕上がるというわけだ。
アゴラモデルズのキットは、すべて12パックで構成されている。購入に際しては12回または24回払いのコースがあり、前者は12カ月間に毎月1パック、後者は24カ月間に隔月で1パックが届くという仕組みだ。
ガレージに飾れば、ひときわ存在感を放つであろうアゴラモデルズのモデルカー。もしかしたら主役を食ってしまうかもしれないが、その際はご容赦願いたい。
(文=沼田 亨)
問い合わせ:アゴラモデルズ agoramodels.com

沼田 亨
1958年、東京生まれ。大学卒業後勤め人になるも10年ほどで辞め、食いっぱぐれていたときに知人の紹介で自動車専門誌に寄稿するようになり、以後ライターを名乗って業界の片隅に寄生。ただし新車関係の仕事はほとんどなく、もっぱら旧車イベントのリポートなどを担当。
-
Gear Up! Selection | IRON SHIELD(アイアンシールド)
2023.7.10 自動車盗難への対策は決して怠れない現状、日々進化するセキュリティーシステムがあっても防ぎきれないことも多いはずだ。ならばいま一度原点に戻ってプリミティブな方法を試してみてはいかがだろう。二重三重の備えが、大事な愛車を守ってくれるはずだ。 -
Gear Up! Selection | BLAZECUT(ブレイズカット) 2023.7.10 現代車やクラシックカーを問わず、電気系統のショートなどが原因で起こる車両火災。そんな予想だにしないアクシデントに対しても、画期的な備えがあることをご存じだろうか。それがメンテナンス不要の自動消火システム「BLAZECUT」である。
-
Pick Up! | KeePer 2023.7.10 愛車の美しさを守るだけでなく、よりつややかに、しかも手軽に維持できると評判の「キーパーコーティング」。今回は、キーパーコーティングのなかでも、ずばぬけたつやと満足を提供する「EXキーパー」を実際に施工し、その仕上がりをチェックする。
-
No Garage, No Life! | 3D Beta 2023.7.10 オレンジ色のツールボックスやキャビネット、そしてモータースポーツへのスポンサードで、クルマ好きにはなじみ深い工具ブランドであるイタリアのBeta。そのグループ会社である3D Betaによる、ガレージウエアのビスポークという新たな提案。
-
No Garage, No Life! | テクニカル東新 2023.7.10 自動車趣味は奥深く、際限がない。憧れのクルマを手に入れたなら、それを収めるガレージにもこだわりたくなるだろう。興味の幅が広がればクルマも増え、限られたスペースを有効活用する必要に迫られる。そこで力強い味方になってくれるのがテクニカル東新の「HOMEPARK24」だ。
-
NEW
アマゾンが自動車の開発をサポート? 深まるクルマとAIの関係性
2025.9.5デイリーコラムあのアマゾンがAI技術で自動車の開発やサービス提供をサポート? 急速なAIの進化は自動車開発の現場にどのような変化をもたらし、私たちの移動体験をどう変えていくのか? 日本の自動車メーカーの活用例も交えながら、クルマとAIの未来を考察する。 -
NEW
新型「ホンダ・プレリュード」発表イベントの会場から
2025.9.4画像・写真本田技研工業は2025年9月4日、新型「プレリュード」を同年9月5日に発売すると発表した。今回のモデルは6代目にあたり、実に24年ぶりの復活となる。東京・渋谷で行われた発表イベントの様子と車両を写真で紹介する。 -
NEW
新型「ホンダ・プレリュード」の登場で思い出す歴代モデルが駆け抜けた姿と時代
2025.9.4デイリーコラム24年ぶりにホンダの2ドアクーペ「プレリュード」が復活。ベテランカーマニアには懐かしく、Z世代には新鮮なその名前は、元祖デートカーの代名詞でもあった。昭和と平成の自動車史に大いなる足跡を残したプレリュードの歴史を振り返る。 -
NEW
ホンダ・プレリュード プロトタイプ(FF)【試乗記】
2025.9.4試乗記24年の時を経てついに登場した新型「ホンダ・プレリュード」。「シビック タイプR」のシャシーをショートホイールベース化し、そこに自慢の2リッターハイブリッドシステム「e:HEV」を組み合わせた2ドアクーペの走りを、クローズドコースから報告する。 -
第926回:フィアット初の電動三輪多目的車 その客を大切にせよ
2025.9.4マッキナ あらモーダ!ステランティスが新しい電動三輪車「フィアット・トリス」を発表。イタリアでデザインされ、モロッコで生産される新しいモビリティーが狙う、マーケットと顧客とは? イタリア在住の大矢アキオが、地中海の向こう側にある成長市場の重要性を語る。 -
ロータス・エメヤR(後編)
2025.9.4あの多田哲哉の自動車放談長年にわたりトヨタで車両開発に取り組んできた多田哲哉さんをして「あまりにも衝撃的な一台」といわしめる「ロータス・エメヤR」。その存在意義について、ベテランエンジニアが熱く語る。