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雨すらも味方につける! 長く手軽に美しさを保つ「EXキーパー」 2023.07.10 Gear Up! 2023 Summer 生方 聡 愛車の美しさを守るだけでなく、よりつややかに、しかも手軽に維持できると評判の「キーパーコーティング」。今回は、キーパーコーティングのなかでも、ずばぬけたつやと満足を提供する「EXキーパー」を実際に施工し、その仕上がりをチェックする。
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キャッチフレーズは“勝手にキレイ”

独自のボディーガラスコーティング技術により、クルマ本来の美しさを守り、その効果が長く維持されるキーパーコーティング。期待どおりの効果が得られることに加えて、全国に展開する「KeePer PROSHOP」や直営店「KeePer LABO」で簡単にサービスが受けられることもあり、リピーターが増加中だ。

クルマやライフスタイルに合わせて、さまざまなボディーガラスコーティングやサイドメニューが用意されるのも人気の秘密。メインのボディーガラスコーティングは、トップエンドの「EXキーパー」をはじめ、「ECOダイヤ」、「フレッシュキーパー」、「ダイヤモンドキーパー」と「Wダイヤ」、「クリスタルキーパー」の6コース。なかでも、EXキーパー、ECOダイヤ、フレッシュキーパーの3コースは、雨が降ると汚れがつくどころか、勝手に汚れを洗い流してくれる自浄効果があり、キャッチフレーズは“勝手にキレイ”。そんな、雨すらも味方につけてしまう画期的なボディーガラスコーティングのなかから、今回はずばぬけたつやと満足を提供するEXキーパーを紹介する。

EXキーパーの特徴は、1回の施工で、新車をしのぐつややかさと、圧倒的なはっ水力(水はじき)が3年間持続すること。2年(または1年)に一度メンテナンスを行えば、その効果は6年にも及ぶ。これを実現しているのが、EXキーパーにより、ボディーの塗装に施される2層のコーティング被膜。KeePer技研とドイツ「SONAX」社が共同で開発した有機レジン被膜「VP326」を表面に、高密度ガラス被膜をその下に重ね、従来の倍に相当する2ミクロンのコーティング被膜で塗装を保護するとともに、豊かなつやを実現するのだ。

しかも表面の有機レジン被膜は、特殊な分子構造により、埃(ほこり)や汚れが降り積もっても表面に密着しないため、雨が降ると水滴とともに汚れが流れ落ちるのだという。これが前述の自浄効果で、汚れなどを引き寄せる“ファンデルワールス力”を、この有機レジン被膜では極限まで抑えることに成功。ヤモリが滑りやすいガラスをよじ登れるのはファンデルワールス力によることが知られているが、EXキーパーを施工したクルマではヤモリが滑り落ちてしまうほどの効果を誇る(文末の動画を参照)。

EXキーパーは主に新車への施工を想定しているが、経年車でもあらかじめボディーの状態を整えてやれば対応可能。
EXキーパーは主に新車への施工を想定しているが、経年車でもあらかじめボディーの状態を整えてやれば対応可能。拡大
今回の車両は保管状況が良かったこともあって、汚れ落としのあと、左リアピラー付近を軽く研磨しただけで、施工準備が整った。
今回の車両は保管状況が良かったこともあって、汚れ落としのあと、左リアピラー付近を軽く研磨しただけで、施工準備が整った。拡大
 
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EXキーパーを施工した2021年式アルファ・ロメオ・ジュリア。鮮やかなレッドのボディーがよみがえった。
EXキーパーを施工した2021年式アルファ・ロメオ・ジュリア。鮮やかなレッドのボディーがよみがえった。拡大

そのため、EXキーパーを施工したクルマは、洗車の回数を大幅に減らすことができ、また、水洗いだけでも簡単に汚れを落とすことが可能になる。洗車の手間が減るのは、マンションに住んでいる人や、洗車が苦手な女性オーナーなどにとってはうれしいポイントである。また、洗車の回数が減れば、そのぶん洗車にかかる費用が減ると同時に、水資源の保護にも役立つことになる。

“水シミ”や“水アカ”がつきにくくなるのも、EXキーパーの強み。これらの原因は、水道水や地下水などに含まれるミネラル分であるが、従来のボディーガラスコーティングはミネラルと同様に無機質の被膜が多く、水シミや水アカが定着しやすい。それに対して、有機質の被膜のEXキーパーでは水シミや水アカの定着を防ぐことができるのだという。

こうした特徴を持つEXキーパーを、実際に施工してみることにした。2021年式のアルファ・ロメオ・ジュリアを持ち込んだのは、東京都内の環状八号線沿いにある「KeePer LABO 世田谷店」。日本国内でトップクラスの売り上げを誇る旗艦店だ。

作業を担当するのは、店長を務める奥村 奨さん。EXキーパーを施工するには、キーパーのコーティング技術1級資格を持ち、さらに特別な資格を取得することが必要で、もちろん、奥村さんも資格保有者のひとりである。

まずはジュリアのボディーをチェック。EXキーパーは主に新車を対象としているが、購入から時間が経過したクルマや中古車でも施工は可能。その場合は、施工前にボディーの傷や汚れを落とす作業を行う。このクルマの場合、屋根付き車庫に保管されていることからボディーの状態は良く、洗車のあと、水アカなどの汚れを落とし、さらに左リアピラー付近の小傷を研磨しただけで、EXキーパーが施工できる状態に。すでにこの段階で、レッドのボディーが鮮やかさを増している。

次に、ボディーガラスコーティングの土台となる、1層目の高密度ガラス被膜を施工。その上にEXキーパーの要である有機レジン被膜「VP326」を施していく。

 
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ボディーの汚れや脂分を落としたら、1層目の高密度ガラス被膜を施工。さらにその上に、EXキーパーの要といえる有機レジン被膜「VP326」を施す作業を行う。
ボディーの汚れや脂分を落としたら、1層目の高密度ガラス被膜を施工。さらにその上に、EXキーパーの要といえる有機レジン被膜「VP326」を施す作業を行う。拡大
作業後はライトを使って拭き残しなどがないか確認。丁寧な作業がうれしい。
作業後はライトを使って拭き残しなどがないか確認。丁寧な作業がうれしい。拡大
作業を担当するのはKeePer技研に入社5年目の奥村 奨さん。入社以来、直営店「KeePer LABO」の技術者として勤務し、2022年10月からは自身初の店長として、「KeePer LABO 世田谷店」に勤務。コーティング技術1級資格保有。
作業を担当するのはKeePer技研に入社5年目の奥村 奨さん。入社以来、直営店「KeePer LABO」の技術者として勤務し、2022年10月からは自身初の店長として、「KeePer LABO 世田谷店」に勤務。コーティング技術1級資格保有。拡大

驚いたのは見た目の変化。鮮やかなレッドのボディーは美しいつやを放ち、新車を超える魅力的なたたずまいに。有機レジン被膜を施している途中に奥村さんから「施工していないところから、済んだところにウエスを滑らせてみてください」と言われ、実際に試してみると、施工後のボディーはウエスの引っかかりがなく、すべすべの仕上がり。これでは、ヤモリが滑り落ちるはずだ。

EXキーパーによって、美しい透明のベールを手に入れたジュリアだが、この鮮やかなレッドのボディーを維持するには、どんなお手入れが必要なのだろうか?

奥村さんによれば、汚れが気になったときには水か中性のシャンプーで洗い流すだけでいいという。また、機械を使った水洗いやシャンプー洗車にも対応しているのがうれしい。それ以前に、雨で汚れが落ちるので、メンテナンスの手間は圧倒的に減るはずだ。

注意したいのが水洗い後の処理。前述のとおり、EXキーパーは、水道水や地下水などに含まれるミネラル分による水シミや水アカがつきにくいが、それでも水洗いしたまま放置すれば水シミなどの原因になる。水洗い後はしっかりと拭き上げることをお忘れなく!

もしも、汚れの落ち方や水はじきが悪くなったときには、表面に“ミネラル膜”が形成されている可能性がある。その場合でも、元のボディーガラスコーティングが落ちたわけではないので、ミネラル膜を除去してやればいい。たいてい、キーパーで販売しているマイクロファイバークロスの「キーパークロス」で拭き上げることで除去できるし、それでも戻らない場合はキーパーのお店で「ミネラル取り洗車」を行えば、元に戻るという。

このように簡単なメンテナンスで愛車の美しい姿が長く楽しめるEXキーパーは、気持ちのいいカーライフを送る近道といえるだろう。

(文=生方 聡/写真=菊池貴之)

問い合わせ:KeePer技研 keepergiken.co.jp/

【ファンデルワールス力の実験動画】

EXキーパー施工後のジュリア。しっとりとしたつやのある輝きと、すべすべのボディーを手に入れることに成功。オーナーの喜ぶ顔が目に浮かぶ。
EXキーパー施工後のジュリア。しっとりとしたつやのある輝きと、すべすべのボディーを手に入れることに成功。オーナーの喜ぶ顔が目に浮かぶ。拡大
EXキーパー、ECOダイヤ、フレッシュキーパーの特徴である自浄効果は、汚れなどを引き寄せる“ファンデルワールス力”を極限まで小さくしたことによるもの。その効果をヤモリを使いわかりやすく説明したページ下部の動画は一見の価値あり。
EXキーパー、ECOダイヤ、フレッシュキーパーの特徴である自浄効果は、汚れなどを引き寄せる“ファンデルワールス力”を極限まで小さくしたことによるもの。その効果をヤモリを使いわかりやすく説明したページ下部の動画は一見の価値あり。拡大

別売りの「お客さまお手入れセット」。各種クリーナーなど6点が、防水バッグに収められている。


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生方 聡

生方 聡

モータージャーナリスト。1964年生まれ。大学卒業後、外資系IT企業に就職したが、クルマに携わる仕事に就く夢が諦めきれず、1992年から『CAR GRAPHIC』記者として、あたらしいキャリアをスタート。現在はフリーのライターとして試乗記やレースリポートなどを寄稿。愛車は「フォルクスワーゲンID.4」。

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