日産が「デザインプレゼンテーションホール」を初公開

2023.10.03 自動車ニュース webCG 編集部
【webCG】クルマを高く手軽に売りたいですか? 車一括査定サービスのおすすめランキングを紹介!
日産が神奈川・厚木市のグローバルデザインセンター内に新設した「デザインプレゼンテーションホール」の様子。車両は「日産アリア」。
日産が神奈川・厚木市のグローバルデザインセンター内に新設した「デザインプレゼンテーションホール」の様子。車両は「日産アリア」。拡大

日産自動車は2023年10月3日、神奈川・厚木市のグローバルデザインセンター内に新設した「デザインプレゼンテーションホール」を報道関係者に公開した。

「デザインプレゼンテーションホール」には、湾曲した24K LEDスクリーンやフルカラー天井スクリーン、リモート照明技術、7.1ch音響システムなどが備わる。
「デザインプレゼンテーションホール」には、湾曲した24K LEDスクリーンやフルカラー天井スクリーン、リモート照明技術、7.1ch音響システムなどが備わる。拡大
スクリーンに投影するコンテンツの製作にはゲーミングエンジンが使用されている。
スクリーンに投影するコンテンツの製作にはゲーミングエンジンが使用されている。拡大
複数のデジタルモデルを実物大で24K LEDスクリーン上に並べ、デザインやカラーの微妙な違いを高精度で再現し比較・検討できる。
複数のデジタルモデルを実物大で24K LEDスクリーン上に並べ、デザインやカラーの微妙な違いを高精度で再現し比較・検討できる。拡大
報道関係者向けのプレゼンテーションでは、「ジャパンモビリティショー2023」に出展するコンセプトカー「日産ハイパーアーバン」も紹介された。
報道関係者向けのプレゼンテーションでは、「ジャパンモビリティショー2023」に出展するコンセプトカー「日産ハイパーアーバン」も紹介された。拡大

デザインプレゼンテーションホールには、湾曲した24K LEDスクリーンやフルカラー天井スクリーン、リモート照明技術、7.1ch音響システムなどの最新デジタル装置を導入。スクリーンに投影するコンテンツの製作にはゲーミングエンジンが使用され、時間による光の変化や季節や天候といった自然の要素も、高い臨場感と没入感で再現することができるという。

これまでクルマのデザイン開発では、車両のデザイン検証を行うために複数のスケールモデルを製作してきたが、モデル自体の製作期間やコストといった課題を伴うため、製作モデルのバリエーション数が限られていた。そこで日産のデザイン部門では5年以上前からVRを活用するなどして、デザインプロセスの改革を実施。今後は同ホールを中心にデジタル化をより推進する。

デザインを決定するプロセスにおいては複数のデジタルモデルを実物大で24K LEDスクリーン上に並べ、デザインやカラーの微妙な違いを高精度で再現し比較・検討ができるほか、車両の位置やアングルもリアルタイムで素早く切り替えられる。また、実物大のモデルをホールに置き、背景などを24K LEDスクリーンとフルカラー天井スクリーンに映し出し、それらの映像のもとで車両デザインの検証・確認も行える。

日産ではこれらの設備を用いてデザインの質や検討の幅をさらに向上させ、より創造的で魅力的なデザイン開発を目指すとしている。

(webCG)

関連キーワード:
アリア, 日産, 自動車ニュース