ジャガーFタイプR75 P575クーペ(後編)
2023.11.19 思考するドライバー 山野哲也の“目” レーシングドライバー山野哲也が「ジャガーFタイプ」に試乗。前編を「タイヤの接地感はそれほど高くない」と微妙な言葉で締めた山野だが、果たしてその真意とは!? 間もなくモデルライフを終えるFタイプへの惜別の言葉とともに語ってもらおう。秘密は足まわりのみにあらず
今回、レーシングドライバーの山野哲也がステアリングホイールを握ったのは、「ジャガーFタイプR75 P575クーペ」。最高出力575PS、最大トルク700N・mを誇るハイスペックモデルだ。価格は1790万円。
webCG:爆発的なアウトプットのV8を搭載したFタイプですが、一方で、タイヤの接地感はそれほど高くない?
山野:とはいえ「ゆるみ」は一切ありません。具体的には、サスペンションアームのボディー取り付け部の剛性感が高い。いかにもカッチリしています。
webCG:形式的には、スポーツモデルとしてオーセンティックな4輪ダブルウイッシュボーンを採っています。
山野:アーム類の取り付けがしっかりしているので、ある意味、「ピロボールを使ったレーシングカー的な動きをする」といえるんじゃないでしょうか。
山野哲也はジャガーFタイプR75 P575クーぺの走りを、「スポーティー」と「高級車らしい乗り心地」を高い次元で両立させていると評価する。限界付近においても、4輪はソフトに滑ってスライドし、それでいてタイヤは路面を離れない。柔らかめのスプリングと強めのアンチロールバー、そして上下の揺れを抑えるダンピングがしっかり効いているのが、絶妙なハンドリングの秘密と分析する。
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