スバルがSTIのコンプリートカー「WRX S4 STI Sport#」を発表【東京オートサロン2024】

2024.01.12 自動車ニュース 玉川 ニコ
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スバルWRX S4 STI Sport#プロトタイプ
スバルWRX S4 STI Sport#プロトタイプ拡大

スバルは2024年1月12日、東京オートサロン2024の会場でプレスカンファレンスを開催し、「WRX S4」ベースの限定車「WRX S4 STI Sport#(シャープ)プロトタイプ」や「フォレスター」と「レガシィ アウトバック」をベースとしたカスタマイズモデルのほか、2024年シーズンのモータースポーツ活動予定などを発表した。

スバルとモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナルとの共同出展となるブースで行われたプレスカンファレンスの様子。
スバルとモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナルとの共同出展となるブースで行われたプレスカンファレンスの様子。拡大
「WRX S4 STI Sport#」は500台限定の特別仕様車で、価格は623万7000円。2024年1月12日から1月28日までの期間、スバル販売店において申し込み受け付けが行われる。
「WRX S4 STI Sport#」は500台限定の特別仕様車で、価格は623万7000円。2024年1月12日から1月28日までの期間、スバル販売店において申し込み受け付けが行われる。拡大
レヴォーグ レイバックSTIパフォーマンス
レヴォーグ レイバックSTIパフォーマンス拡大
フォレスター ブーストギアパッケージ
フォレスター ブーストギアパッケージ拡大
WRX NBRチャレンジ2024
WRX NBRチャレンジ2024拡大

スバルと同社のモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナル(STI)との共同出展となるブースで行われたプレスカンファレンスでは、まずはSTI代表取締役の平岡泰雄氏が登壇。令和6年能登半島地震で被害を受けた方々にお見舞いの言葉を述べた後、同社開発副本部長・高津益夫氏がステージに上がりSTIのコンプリートカー、WRX S4 STI Sport#プロトタイプを発表した。

操縦安定性の向上とより上質な乗り味を実現したとされるWRX S4 STI Sport#は、STI製パーツを多数装着するほか、「STI製フレキシブルパフォーマンスホイール」を、STI製コンプリートカーとして初採用。このホイールは、STIが従来からこだわり続けてきた「ステアリングを切った瞬間の応答性」を向上させるため、前後それぞれのホイールに最適化した専用形状を織り込んでいるのが特徴だ。

わずかなハンドル操作角でクルマが思いどおりに動き、運転の楽しさと気持ちよさ、そして安心感を提供。路面のわだちやうねりなどに対しても修正舵が少なく、直進安定性が格段に向上するのも同アイテムの効果とされる。WRX S4 STI Sport#は500台限定の特別仕様車で、販売は抽選によって行われる。2024年1月12日から1月28日までの期間でスバル販売店において申し込み受け付けが行われ、同年2月1日に抽選が実施される。

これに続き、「レヴォーグ レイバックSTIパフォーマンス」や、フォレスターとレガシィ アウトバックの「BOOST GEAR PACKAGE(ブーストギアパッケージ)」の紹介が行われた。いずれもパーツによるカスタマイズモデルで、レガシィ アウトバック ブーストギアパッケージは、隣接するトーヨータイヤブースでの展示になっていることもアナウンスされた。

2024年のモータースポーツ活動については2023年同様、SUPER GTのGT300クラスと独ニュルブルクリンク24時間レースに参戦することが明らかにされた。長年ニュルブルクリンク参戦チームの総監督を務めてきた辰巳英治氏は、2024年シーズンで勇退する予定である。ラリーでは、全日本ラリー選手権に参戦する新井敏弘選手の、チーム運営サポートと車両開発サポートを行っていくという。

ステージに登場した辰巳英治総監督は、最後の挑戦となるニュルブルクリンク24時間レースへの意気込みを熱く語った。市販モデル以上に多くの時間を費やしてモータースポーツ活動の紹介を行うなど、いかにもスバルらしいプレスカンファレンスであった。

(玉川ニコ)

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