ポルシェ911 GT3 RS(前編)

2024.02.01 谷口信輝の新車試乗 谷口 信輝 谷口信輝が今回試乗したのは、ポルシェがモータースポーツのテクノロジーと知見を最大限に活用し開発したという「911 GT3 RS」。磨き抜かれたその走りを、プロはどう評価する?
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こりゃブッチギリだ!

限られた生産枠に世界中からオーダーが殺到しているらしく、ちまたでは「買いたくてもなかなかオーダーを受け付けてもらえない」なんてウワサがささやかれているポルシェ911。「カレラ」などのベーシックなグレードでさえこんな状況だから、「911 GT3」はすでに夢のモデルだし、そこにさらに“役”が上乗せされた911 GT3 RSなんて「夢のまた夢」のモデル。そんな、ある意味でとてつもなく貴重なスーパースポーツカーのステアリングを谷口信輝に託してみた。果たして、われらが谷口はこの超スペシャル911にどんな感想を抱いたのだろうか?
「(スー、ハーと一度大きく深呼吸をしてから)、最高です。いや、本当に最高でーーーーす!!」

911 GT3 RSの、どこがそんなに最高だったのか? 谷口に説明してもらった。
「素晴らしいクルマで、メチャメチャ楽しい。もう、その走りの楽しさは完全にブッチギリです。とにかくロードインフォメーションがバシバシ伝わってきて、高い次元で人馬一体になれます。それと、ここまで走りに振り切ったクルマなのに、ものすごく乗りやすいところも驚きですね」

「究極の911」というべき911 GT3 RSは、911 GT3に搭載されている超高回転型4リッター水平対向6気筒エンジンの最高出力を510PSから525PSに引き上げるとともに、市販車とは到底思えないほど巨大なリアウイングなどの空力デバイスを装備。ここに、DRSをはじめとする可変機構を盛り込むことで、0-100km/h加速:3.2秒、最高速度:296km/hを達成した、まさにレーシングカーとロードカーの境界線上に位置するスポーツカーなのである。

 
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