レクサスLM500h“エグゼクティブ”(後編)

2024.05.30 谷口信輝の新車試乗 谷口 信輝 4座仕様の「レクサスLM」は、「トヨタ・アルファード/ヴェルファイア」の単なる高級バージョンにあらず。これらのモデルに関心の高い谷口信輝が、「LM500h“エグゼクティブ”」の注目すべきポイントについて語る。
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本当に素晴らしい

「トヨタ・ヴェルファイア エグゼクティブラウンジ」を普段の足として使っている谷口信輝によるレクサスLMの試乗インプレッション。後編も、まずはLMをドライブした印象から語ってもらうことにしよう。
「最初に走りだしたときから感じてはいたんですが、僕のヴェルファイアに比べると、このLMのほうがなんか重く感じますね。車重はどうですか?」

谷口の質問に私が答える。「LMは2460kg。いっぽう、谷口さんが乗っているヴェルファイア エグゼクティブラウンジは2250kgなので、約200kg差ですね」
これを聞いた谷口は、こんな風にその印象を語り始めた。「ほー、そうですか。いや、別にLMの動き方が重くて仕方がないという意味ではありませんよ。たまたま僕が普段ヴェルファイアに乗っているから『2台を比べると、LMのほうが重く感じますよ』ということを申し上げただけです」

そこまで説明した谷口は、続いて「ねえ、オオタニさん、そろそろ運転を代わってくれませんか?」と言い出したのである。これまでの経験から、谷口がフルリクライニングするリアシートに腰掛けるのが大好きなことは百も承知している。そこで「もちろん、いいですよ」と答えると、谷口はそそくさと近くの終車場にクルマを止め、私と“攻守”を入れ替える格好となった。

運転席に腰掛けた私がシートポジションを調整し(足が長い谷口が乗った後だと、私はシートをかなり前にスライドさせなければならない)、しばらく運転したあとでルームミラーを見ると、そこに谷口の姿は映っていなかった! 彼は早速シートをフルリクライニングさせてくつろいでいたのだ。
「いやー、最高です! 後席の乗り心地はさらにいいですねえ。突き上げ感も全然ないし、エンジン音もほぼ聞こえない。本当に素晴らしいです」

 
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