【ニュース】フォルクスワーゲン・ゴルフの未来情報
内燃機関搭載の「ゴルフ」は2035年まで生き残る? 2024.08.14 アウトビルトジャパン 電動化が推進される欧州にあって、エンジンを搭載した8代目の現行型「フォルクスワーゲン・ゴルフ」が2035年まで継続生産されるというウワサがある。そうなれば、2019年秋に登場したゴルフ8は15年以上も続くロングセラーモデルとなるが……。※この記事は「AUTO BILD JAPAN Web」より転載したものです。
2035年にエンジン車の販売停止を予定
フォルクスワーゲンの未来は電気自動車だ。ヴォルフスブルクに本社を置くフォルクスワーゲンは、2035年までに電気自動車のみ販売することを計画している。残された時間はほぼ10年。これは現行モデルにとって何を意味するのだろうか? 2024年の年明け早々にフェイスリフトされたばかりの内燃機関を搭載するゴルフは今後5年で生産終了になるということなのだろうか?
しかし、そうである必要はない。ヴォルフスブルクが送り出す8代目となるこのコンパクトハッチは、2035年まで、つまりさらに11年間生産されるというウワサさが流れている。そうなれば、ゴルフ8は15年以上の生産期間を持つ、このブランドのロングセラーモデルのひとつとなる。
フォルクスワーゲンのエンジニアであるカイ・グリューニッツ氏は、英『Top Gear』誌のオランダ版に対し、2035年に予定されている内燃機関の終焉(しゅうえん)まで、ゴルフの生産は可能だと語った。走行時にCO2を排出する新車の販売は、その年から禁止される予定だ。
MQBプラットフォームは2035年まで使用可能
2035年以降も内燃機関を搭載した自動車はショールームに並ぶ可能性があるが、それはカーボンニュートラルな合成燃料で走る場合に限られる。これが最終的にゴルフにも適用されるかどうかは、まだ疑問が残る。
ゴルフの将来に関するうわさについて『AUTO BILD』誌に尋ねられたフォルクスワーゲンは、「ゴルフも将来は電気自動車になります。次の世代は10年後に発売される予定です。しかし、市場(=顧客)がまだ内燃機関を望むのであれば、私たちはそれを提供し続けることができます」と述べた。さらに「最新のアップデートはそのための技術的な基礎を築き、欧州で内燃機関の販売が終わる2030年代半ばまで提供することができます。そして非常に重要なことですが、登録も可能です」とコメントしている。
ヴォルフスブルクは、需要次第ではゴルフが2035年まで生産され続けるかもしれないと公にしている。しかし、これだけ長い生産期間があれば、少なくとももう一回はフェイスリフトが行われる可能性が高い。
(Text=Sebastian Friemel/Photos=Volkswagen AG)

AUTO BILD 編集部
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