三菱アウトランダーPエグゼクティブパッケージ(後編)

2025.05.11 思考するドライバー 山野哲也の“目” 山野 哲也 レーシングドライバー山野哲也が「三菱アウトランダー」をドライブ。後編では駆動用バッテリーを刷新したドライブトレインの印象と、三菱が目指す「曲がるSUV」としての進化について語ってもらおう。
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電気自動車のような出力特性

今回、レーシングドライバーの山野哲也が試乗しているのは、三菱のプラグインハイブリッド車「アウトランダーPエグゼクティブパッケージ」(668万5800円)。バッテリー容量を増やし、動力系や足まわり、ステアリングのパワーアシストなどを見直した大幅改良版だ。もちろん、外観、内装にも手が入れられた。

webCG:足まわり、ハンドリングに高い評価をいただいた最新のアウトランダーですが、動力系はいかがでしょう? 2.4リッター直列4気筒エンジン(最高出力133PS、最大トルク195N・m)や前後モーター(前:116PS、255N・m/後ろ:136PS、195N・m)のスペックに変更はありませんが、これまで以上にアウトプットを生かし切ることで、システム出力は2割ほど向上しているそうです。

山野:確かにパワー感がありますね。出力特性は、電気自動車に近いものがあります。

webCG:有無を言わさず、直線的にパワーが上がっていく感じでしょうか。電気モーターとエンジンの協業具合はいかがですか?

山野:良好です。このクルマは、基本的にはEV走行をしますが、普通に運転しているかぎり、エンジンがかかってもほとんど分かりません。

webCG:EV走行の力強さとスムーズさ、そしてレスポンスのよさがアウトランダーをドライブする醍醐味(だいごみ)ですね。

 
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