「メルセデスAMG GTクーペ」にサーキット向けの新グレード「AMG GT63 PRO 4MATIC+ クーペ」が登場
2025.10.16 自動車ニュース![]() |
メルセデス・ベンツ日本は2025年10月15日、「メルセデスAMG GT」のラインナップに「メルセデスAMG GT63 PRO 4MATIC+ クーペ」を追加設定。同日、販売を開始した。
メルセデスAMG GT63 PRO 4MATIC+ クーペ(以下、GT63 PRO)は、サーキットでの走行性能向上を追求するドライバーに向けて開発されたというハイパフォーマンスモデル。「メルセデスAMG GT63 4MATIC+ クーペ」をベースにエンジン性能や空力性能などの強化が図られ、ドライビングダイナミクスの向上とサーキットでのタイムアップを実現したとうたわれる。
外観については、大型化されたサイドエアインテークにカーボンファイバー製のエアディフレクターを備える、GT63 PRO専用のフロントエプロンを装備。リアにはスクエアデザインのデュアルツインテールパイプやカーボンファイバー製の固定式リアウイングスポイラーが備わる。モデル名を表すリアバッジの横に、GT63 PRO限定の「チェッカーフラッグエンブレム」が追加されているのも特徴のひとつだ。
ホイールはパフォーマンス志向で軽量の鍛造21インチAMGアルミホイールを採用。標準となるグレー調デザインのほか、ゴールド調の鍛造MANUFAKTUR 21インチAMGアルミホイール(オプション)も選択できる。
ブレーキは耐久性と制動力に優れ、バネ下重量の軽減に貢献するというAMGカーボンセラミックブレーキ。タイヤはサマータイヤのほかに、GT63 PROのトラックパフォーマンスをさらに向上させるスポーツタイヤが無償オプションとして設定される。
一方インテリアでは、AMGパフォーマンスシートを装着。標準の仕様は全7色の「ナッパレザーシート」で、有償オプションとして「ナッパレザー/MICROCUT」(全2色)や 「MANUFAKTURナッパレザー」(全5色)も選べる。
トリムはレーシーな雰囲気を演出する「AMGカーボンファイバーインテリアトリム」がベース。無償で「AMGアルミニウムインテリアトリム」「オープンポアブラウンアッシュウッドトリム」「MANUFAKTURブラッククロームインテリアトリム」「オープンポアグレーバーチウッドトリム」に変更可能だ。日常使用の利便性を高める2+2シート(可倒式リアシート)は、有償のオプションとなっている。
機関面では、4リッターV8ツインターボエンジンの最高出力を、ベースモデル比27PS増しの612PSとし、最大トルクを同50N・m増しの850N・mとした。左右のフロントホイールアーチに2基のラジエーターを配置し、トランスファーケース上部に取り付けられたラジエーターはアクティブ冷却方式とするなど、冷却性能もアップ。ボディー下部には新形状のエアガイドベーンが配置され、改良されたブレーキカバープレートと相まって、ブレーキの過熱を抑制するとされる。
メルセデスAMG GT63 PRO 4MATIC+ クーペの価格は3095万円。ハンドル位置は左のみで、ボディーカラーは「AMGグリーンヘル マグノ(マット)」(有償オプション)を含む全10色 から選べる。
(webCG)