1ナンバーのディフェンダー
見た目では違いが分からない。筋骨隆々の堂々たるボディーと、どこか愛嬌(あいきょう)のある表情を持つ超人ハルクのようなおなじみのディフェンダーである。だがバックドアを開ければ、ぽっかりと大きな洞穴のような荷物室が広がるのみ。フロントシートとの間は天井までの壁で区切られており(小さな格子窓付き)、いわゆるアルパインウィンドウ(天窓)は残されているが、リアドアガラスの内側もパネルでふさがれているために薄暗く、倉庫あるいは護送車の雰囲気である。ディフェンダーシリーズに追加されたハードトップは定員2人、最大積載量400kgの商用車登録(1ナンバー)となることが最大の特徴である。
定評のある悪路走破性のみならず、オンロードでの快適性も併せ持つ高級SUVに生まれ変わったディフェンダーだが、そもそもは第2次大戦直後の物資不足のなかで、あらゆる過酷な場所でさまざまな用途に応えるための質実剛健なワークホースとして誕生したことはご存じのとおり。ランドローバー一族のなかで最も忠実にその遺伝子を受け継いでいたディフェンダーながら、2019年にモデルチェンジした現行型は兄貴分の「レンジローバー」さながらに洗練されており、さらに今では「オクタ」という超高性能モデルまでラインナップしており、働くクルマの泥臭さはまるで感じられないが、やはりこういう仕様を必要とする人もいるということなのだろう。
日本には2026年モデルで初めて導入された「ディフェンダー・ハードトップ」。外観は普通の「ディフェンダー110」と変わりないが、2人乗りの商用車だ。
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写真は「ディフェンダー・ハードトップ」のメインである荷室を中心に。容量はウエット計測で2059リッターを誇る。テールゲートは半ドアを防ぐソフトクローザー付きだ
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荷室の内部はご覧のとおりの倉庫か護送車かといった風情。明かり取りのアルパインウィンドウからのかすかな光が寂しさを増幅させる。
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前席との間は格子窓付きのパーティションで区切られる。駐車場などで「○○番、面会だ!」などと遊んでもいいが開けることはできない。
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