フリーランダー2がマイナーチェンジ FFモデルも
2010.08.11 自動車ニュース「ランドローバー・フリーランダー2」がマイナーチェンジ FFモデルも
英ランドローバーは2010年8月4日、「フリーランダー2」にマイナーチェンジを施し、2011年モデルとして販売を開始すると発表した。
■初めてのFF車
「フリーランダー2」は、ランドローバーファミリーの末っ子にあたるSUVモデル。2006年7月のデビューからちょうど4年を迎える今年、いくつかの変更が加えられることになった。
外装については、新形状のバンパーや、兄貴分「レンジローバー」のようにランプまで直線的につながるグリルなどで、フロントまわりを化粧直し。いままで黒いウレタンパーツだったドアハンドルやドアミラーはボディ同色となり、テールゲートは横一文字の「ノーブルシルバーフィニッシュ」でドレスアップ。アルミホイールのデザインも改められた。
「フジホワイト」と呼ばれる白系をはじめ、青系、緑系の新しいボディカラーも選択肢に加えられる。
インテリアは、複数のシート地(クロストリム、ナポリレザー、ナポリレザー+アルカンターラ、ウィンザーレザー)を用意。さらに高級インテリアのセットオプション(プレミアムパック)として、ウィンザーレザーのシート地も選べるようになる。
機能面では、2.2リッターターボディーゼルエンジンをリファイン。150ps版と190ps版の2タイプとも、既存のエンジンよりトルクアップを果たし、しかも環境性能をも高めたという。はやりのアイドリングストップ機能も備わる。
パワーを抑えた150ps版に、FFモデルが設定されるのもニュース。ほかの2011年モデルが本国で店頭にならぶ2010年9月よりあと、翌年の1月に(2011年夏にデビューする新型車「エヴォーク」よりひと足先に)同社初のFFモデルとして発売される。
「16.7km/リッターの燃費性能をもつ、最も効率的なランドローバー車」(プレスリリース)として、欧州におけるFFのSUV市場に参入する。
日本市場に導入される3.2リッターの直6ガソリンモデルについては、欧州の排ガス規制ユーロ5に適合するよう調整が加えられたほかは、基本的に変更なし。見た目の変わった2011年モデルは、日本でも年明け早々に販売されるものと思われる。
(webCG 関)