700台超のロータスが集結! 〜「第1回ジャパンロータスデイ2009」開催
2009.09.28 自動車ニュース700台超のロータスが集結! 〜「第1回ジャパンロータスデイ2009」開催
2009年9月27日、静岡県小山町の富士スピードウェイで「第1回ジャパンロータスデイ2009」が開かれた。
■ロータスでは初の試み
昨2008年に創立60周年を迎えたロータス。天才的なひらめきを持つデザイナーであり、同時に希有な企画力を備えたビジネスマンでもあった故コーリン・チャプマンによって創立されたスポーツカーメーカー、そしてレーシングカーコンストラクターの名門である。彼の没後、その運命は二転三転どころではないほど複雑な変遷を辿っているが、今なおライトウェイトスポーツを愛好する世界中のエンスージアストから熱い支持を受けている。
「第1回ジャパンロータスデイ2009」は、1950年代のクラシックから現行モデルまでのロータス・オーナーが一堂に会し、楽しもうというイベントである。日本でもなじみ深く、愛好家の多いブランドゆえ、古くからクラブ単位のイベントは数多く開かれてきたが、全国規模の集いは今回が初の試みという。これはロータスカーズ正規ディーラーネットワークを主体とするジャパンロータスデイ実行委員会、そして特別協賛のロータスカーズ正規輸入元であるエルシーアイの尽力により実現した。
会場は走りのブランドにふさわしく、富士スピードウェイ(FSW)。好天に恵まれた会場に集まった車両は、事前エントリーだけで680台、当日参加を含めるとなんと700台以上! 日本にこんなにも多くのロータスが棲息していたのか、と驚くほど多くの新旧ロータスで、広いFSWのパドックが埋め尽くされた。
■フォーミュラカーや新型車も
プログラムの中心は、当然ながらサーキット走行。 「エリーゼ」や「エキシージ」、「ヨーロッパ」などの現行モデル中心のスポーツ走行を皮切りに、「スーパーセブン」のワンメイク、FJやF3など60年代の葉巻型のフォーミュラカー、初代エランや同ヨーロッパなどヒストリックカーのスポーツ走行や模擬レース、そしてフィナーレとなる参加全車両によるパレードランまで、終日フルコースにエグゾーストノートが響き渡った。
そのほかコースでは、ジャンケン大会で勝ち抜いた入場者が最新型の「エヴォーラ」ほかに同乗できる同乗試乗会も行われた。
いっぽうパドックでは、レーシングドライバーの荒聖治、クルマ好き、レース好きで知られるDJのピストン西沢、『サーキットの狼』で日本の少年たちの間にロータスの名を広めた漫画家の池沢早人師らによるロータスカップ・ゲストトークショー、コンクール・デレガンス、ロータスカルト検定などのプログラムも用意され、入場者を楽しませていた。
初の開催ながら盛況だった「第1回ジャパンロータスデイ2009」。主催者は来年以降も毎年開催を目指すとともに、これ以外にもロータス愛好家のための楽しいイベントを企画していくという。
(文と写真=田沼 哲)
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