スズキ:最新3モデルがさらに個性的に【東京オートサロン09】
2009.01.13 自動車ニュース【東京オートサロン09】スズキ:最新3モデルがさらに個性的に
スズキは、2008年にフルモデルチェンジした「ワゴンR」「アルトラパン」、そして、ニューモデル「スプラッシュ」を中心に、男性、女性を問わず楽しめるブースを展開した。
■軽の枠の中で
メインステージ上でひときわ目立っていたのが、ワゴンRをベースとした「ロードボンバー」。ウェッジシェイプのデザインをさらに強調し、ドラッグレースマシーンのイメージでつくりあげたコンセプトモデルだ。一体感のあるエアロパーツや、両サイドに顔をのぞかせるエグゾーストパイプ、大型のリアウイングなどが、その存在感を強めている。その実、ホイールを除いたボディ部分は、軽自動車枠に収まっているというから驚きだ。
男臭さぷんぷんのワゴンRロードボンバーの横には、あまりにも対照的な「ラパン・コンバーチブルコンセプト」が展示されている。ラパンのボクシーなシルエットを残しながら、ソフトトップと2ドア化によって見事にオープンカーに変身。ボディサイドやキャンバストップにはバラの柄を配し、また、ちょっと怪しげな紫を幌やボディにあしらうことで、大人の女性の心を射止めるのが狙い。
ワゴンRロードボンバー同様、ボディサイズは軽自動車枠内。リアシート背後にはロールバーが備わり、このままショールームに並んでも不思議ではないレベルに見えるが、市販化の予定はいまのところないという。しかし、市場の要望が高まれば、軽4シーターオープン登場の道がひらけるかもしれない。
スズキはほかにも、スプラッシュをベースに、女性にアピールする白の「バージョン・ブランシュ」と、男性に向けた黒の「バージョン・ノワール」の2モデルを用意したほか、大人の雰囲気でまとめあげた「SX4 GIKENエクストリームコンセプト」、スポーティさを極めた「スイフトスポーツ・スズキスポーツリミテッド」など展示。幅広い来場者が楽しめるブースづくりが、いかにもスズキらしい演出だった。
(文=生方聡/写真=webCG)
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