BMW、第4の「X」モデルはもう目の前【パリサロン08】
2008.10.03 自動車ニュース【パリサロン08】BMW、第4の「X」モデルはもう目の前
2008年10月2日のプレスデーで幕を開けたパリモーターショー(通称パリサロン)において、独BMWは、第4のXモデルとなる「BMW X1」のデザインスタディを公開した。
■増殖するXモデル
1999年の「X5」に始まり、その後、「X3」「X6」とレンジを広げているBMWのXモデル。SUVではなく、SAV(スポーツ・アクティビティ・ヴィークル)、あるいは、SAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)を名乗る。
オンロード性能の高さを訴えることで、独自のポジションを確立してきたわけだが、そのスタイルをプレミアムコンパクトセグメントに持ち込もうという意欲作が、今回公開された「BMWコンセプトX1」だ。
BMWコンセプトX1は、第4のXモデルとして発売が予定される「BMW X1」のスタディということになるが、発売が1年以内に迫るだけに、コンセプトカーといえども、現実的なスタイリングを見せるのが特徴である。
全長4475mm、全幅1789mm、全高1535mmのボディは、兄貴分のX3よりも108mm短く、ルーフも140mm低いというコンパクトさ。しかし、Xモデルならではの存在感はたっぷりで、高めの地上高に加えて、シルバーのサイドシルやアンダーガード、ルーフレールなどが施されたエクステリアがアクティブなイメージを強調する。
フロントマスクは、丸目4灯ヘッドライト下にフォグランプをマウントするというXモデル共通のデザインを採用。一方、リアデザインは、LEDを用いたL字型のテールランプがBMWらしいハイテックさを演出している。
残念ながら、パワートレインなどのメカニズムについては何の説明もないが、BMWはこのコンセプトX1により、コンパクトクラスならではの機敏さに加えて、SAVとしての実用性や躍動感を提供するのが狙い。プレミアムコンパクトに、さらなる価値を求める人にはうれしい選択となるに違いない。柳の下にはまだたくさんのドジョウが潜んでいるようだ。
(文=生方聡)
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