ポルシェ911「カレラ4」も直噴&ツインクラッチ化

2008.06.26 自動車ニュース

ポルシェ911「カレラ4」も直噴&ツインクラッチ化

ポルシェ・ジャパンは、ポルシェ911の4WDモデル「カレラ4」シリーズに改良を加え、2008年7月1日に発売すると発表した。

■燃費が1割以上アップ

2008年6月9日に、新開発の直噴エンジン+ツインクラッチ式トランスミッションを採用し、大幅に生まれ変わった911カレラ。そのとき発表されたのは2WD NAモデルだけだったが、このたび4WD NAモデルにも同様の改良が施された。またこれを機に4WDシステムの機構にも手が入れられた。

今回直噴化の対象となったのは、「911カレラ4」「911カレラ4S」「911カレラ4 カブリオレ」「911カレラ4Sカブリオレ」の4モデル。これらは直噴化の恩恵によりパワーが最大8.5%向上。燃費は12.9%ほど向上しているという。

3.6リッターモデルは、先代モデルより20ps増の最高出力345psを発生する。セミオートマチック仕様の「カレラ4(7段PDK)の燃費(EUモード)は、9.9km/リッター。参考までに現行のカレラ4S ティプトロニック仕様の10・15モード燃費は7.2km/リッターであるから、計測モードの違いによる誤差を加味しても、大幅に向上したといえる。

いっぽう、3.8 リッターエンジン搭載の911カレラ 4S系(カブリオレを含む)も出力と燃費がそれぞれ向上。最高出力は現行モデルの30ps増となる385psに引き上げられ、燃費は9.3km/リッターに向上した。

これで911シリーズは、タルガとターボ系、GT2、GT3以外は、すべてエンジンが直噴化され、トランスミションにPDKが設定されたことになる。

■電子制御4WDシステムを採用

4WDシステムには、ビスカスカップリング方式の多板クラッチを採用していた従来モデルに代わり、新たに電子制御式の「ポルシェ・トラクション・マネージメントシステム」(PTM)が採用された。911ターボ用にも採用されるこのシステムを採り入れたことで、より状況にあった駆動トルク配分が可能になり、ハンドリング性能や走行安定性が向上したという。また、リアに機械式のリミテッド・スリップ・ディファレンシャルが搭載され、トラクション性能の向上が図られた。

なお、改良を機に、新意匠のフロントエンドや新しいライティングシステムを付与。リアのライトユニットには LEDなどが採用されたのは911カレラと同じ。車内にはクラリオン製カーナビゲーションシステムが標準で備わった。

それぞれの価格と仕様(トランスミション、ステアリング位置)は以下のとおり。

911カレラ4S カブリオレ(7段PDK 左/右):1735.0万円
911カレラ4Sクーペ:(7段PDK 左/右):1572.0万円
911カレラ4Sクーペ(6段MT 左):1497.0万円
911カレラ4 カブリオレ(7段PDK 左/右):1520.0万円
911カレラ4 クーペ(7段PDK 左/右):1359.0万円
911カレラ4 クーペ(6段MT 左 ):1284.0万円


(webCG 曽宮)


ポルシェ911「カレラ4」も直噴&ツインクラッチ化の画像
ポルシェ・カレラ4クーペ
ポルシェ・カレラ4クーペ
ポルシェ・カレラ4クーペ
ポルシェ・カレラ4クーペ
ポルシェ・カレラ4Sカブリオレ
ポルシェ・カレラ4Sカブリオレ
ポルシェ・カレラ4Sカブリオレ
ポルシェ・カレラ4Sカブリオレ

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