国家公認! 一番安全なクルマはコレだ 〜「自動車アセスメントグランプリ車」表彰式から
2008.04.21 自動車ニュース国家公認! 一番安全なクルマはコレだ 〜「自動車アセスメントグランプリ車」表彰式から
独立行政法人「自動車事故対策機構(通称:NASVA)」は2008年4月21日、平成19年度の自動車安全アセスメントの結果をまとめ、最優秀車を表彰した。さて、国も認めた最も安全なクルマとは……?
■流石の6連星!
国土交通省と独立行政法人NASVAは、1995年から消費者の立場で自動車の安全性をチェックしてきた。
平成19年度は、乗用車14台と商用車1台の計15台をテスト。乗員保護性能と歩行者(の頭部)保護性能について最も優秀と判断した「自動車アセスメントグランプリ車」を選出、表彰した。
栄えあるグランプリに輝いたのは、スバルのコンパクトハッチバック、新型「インプレッサ 15S」だ。
表彰状を受け取ったスバルの竹内明英プロジェクトゼネラルマネージャーは、「スバル50周年の節目に賞をいただくのは感慨深いこと。大きな励みになります」と、しみじみ。
挨拶に立ったNASVAの牛島清理事も「平成13年、先代インプレッサスポーツワゴンの評価は、いまより1段低い“★5つ”でした」「今回、エンブレムの6連星と同じ★6つ。さすがはスバル」と、その栄誉を称えた。
■歩行者を大切に
ところで自動車アセスメントグランプリは、
1、「フルラップ前面衝突試験」「オフセット前面衝突試験」「側面衝突試験」の結果、運転席と助手席の安全性能総合評価がともに満点(★6つ)であること
2、歩行者頭部保護性能評価が最高点(レベル5)であること
の2点が、選考ノミネートの条件だ。
今回「歩行者保護=レベル5」を達成したのは、インプレッサのみ(!)。
乗員の保護性能については、試験を実施した15台のうち14台が★6つ(残る1台は★5つ)を得るなど既にハイレベルであり、今後はメーカーに対して歩行者保護性能の向上を働きかける必要性が、浮き彫りとなった。
なお、ほか14台は、
トヨタ:イスト、プレミオ/アリオン、ブレイド、ノア/ヴォクシー、ラッシュ(ダイハツ・ヴィーゴ)
日産:エクストレイル、スカイライン、AD(マツダ・ファミリアバン)
ホンダ:フィット、クロスロード
マツダ:デミオ
三菱:ギャランフォルティス、アウトランダー、デリカ
となっている。
それぞれの試験結果は、「NASVA」のウェブサイトで確認できる。試験の動画リポート(ホンダ・フィット)もあわせてごらんください。
(webCG 関)
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