BMW6シリーズ、マイナーチェンジでディーゼルも
2007.07.10 自動車ニュースBMW6シリーズ、マイナーチェンジでディーゼルも
独BMWは、クーペ「6シリーズ」および同「カブリオレ」をマイナーチェンジ。詳細を発表した。
2003年のデビューから4年ほどの間に、世界で7万5500台以上が生産されたというクーペ「BMW 6シリーズ」に、マイナーチェンジが施された。
エクステリアは、フロントのエアインテークをさらに幅広く、リアは、トランクリッドの彫りを深め、立ち上がりの角度を緩やかにした。リアエンド全体がより低く躍動的になったという。
機能面では、初めてアダプティブヘッドランプと可変配光式ライトを装備。フロントのターンインジケーターとテールランプはすべて発光ダイオード(LED)に変わった。
■ディーゼルエンジンを初採用
トップグレード「650iクーペ/カブリオレ」の心臓は4.8リッターV8。367ps/6300rpm、50.0kgm/3400rpmのスペックに変わりはない。0-100km/h加速5.4秒の実力だ。
次点の直6モデル「630iクーペ/カブリオレ」は、新開発の3リッターエンジンを搭載。「ハイプレシジョンインジェクション」(高精度燃料噴射)を採用して希薄燃焼を実現、旧型より14psと2.0kgmアップの272ps/6700rpm、32.6kgm/2750-3000rpmを発生する。こちらの0-100km/h加速は、6.2秒。
最大のニュースは、ディーゼルモデルが新たに加わったこと。3リッター直6ディーゼルの「635d/630dカブリオレ」は、可変ツインターボ、コモンレール式燃料噴射などを採用し、286ps/4400rpm、59.1kgm/1750-2250rpmを発生する。
新開発のパドルシフト付きの6段オートマを標準搭載。アクセルペダルの反応とサーボトロニックの制御マップをさらにアグレッシブな設定へと変えることができる「スポーツスイッチ」を備える。
■燃費は最大15%向上
エネルギー効率に対する取り組みもセリングポイントだ。ブレーキ・エネルギー回生システムやオンデマンド作動方式のエンジン補助機構などにより、車両全体のエネルギーの流れを厳密に管理。電装品に必要な電力を、惰走時や制動時に集中して生成する。
結果、前モデルに比べ、V8モデルで5%、直6モデルで15%燃料消費率を低減したという。
ユーティリティは、BMWでおなじみの「iDrive」に、8つの“お気に入りボタン”(ダイレクト選択ボタン)を追加。機能を自由に設定してショートカット操作ができるようになった。
渋滞中に車間距離を一定にする、自動ブレーキング機能付きの「アクティブ・クルーズコントロール」(ACC)に、ステアリングを振動させてドライバーに注意を促す車線逸脱警告システム、ナイトビジョンなど、ハイテクの安全装備も満載である。
(webCG 関)
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