BMWが「3/6/7シリーズ」の安全装備を強化
2013.08.30 自動車ニュース![]() |
BMWが「3/6/7シリーズ」の安全装備を強化
BMWジャパンは「3シリーズ」「6シリーズ」「7シリーズ」の安全装備を強化し、3シリーズを2013年8月28日に、その他2車種を27日に発売した。
■BMWも自動ブレーキを標準装備化
今回の改良では、3シリーズ、6シリーズ、7シリーズの全仕様に安全運転支援システムの「ドライビングアシスト」と、「BMW SOSコール」「BMWテレサービス」を標準装備した。
ドライビングアシストとは、レーダーやカメラなどで車両の周囲を監視し、衝突事故を回避、もしくはその被害を軽減するものである。具体的な機能の内容は、車線の逸脱をドライバーに警告する「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」、衝突の危険性が高まった際にドライバーに警告を発する「前車接近警告機能」、追突事故が避けられないと判断した場合に自動でブレーキをかけ、衝突を回避するか被害の軽減をはかる「衝突回避・被害軽減ブレーキ」の3種類。システムには歩行者検知機能も採用されており、歩行者への接近に対しても、ドライバーへの警告と衝突回避・被害軽減ブレーキを作動させる。
一方のBMW SOSコール、BMWテレサービスは、車載の通信モジュールを使った新サービスである。前者は事故が発生した際に車両の通信機能を介して自動でSOSセンターに連絡が入るというもの。車内で急病人が出た際にも手動で連絡を取ることができ、救急や消防といった機関の迅速な手配が可能となる。また後者は、車両の整備履歴やバッテリー電圧の低下などの情報を自動で担当のBMW正規ディーラーに通知。サービス予約が簡単となるほか、より正確なメンテナンスサービスを受けられるようになる。
■「iDrive」にタッチパッドを採用
他の改良点としては、7シリーズにも採用される「アクティブ・プロテクション」が6シリーズの全車に採用された。
このシステムは、衝突の危険性を車両が感知した場合、フロントのシートベルトを引き締めるとともに、助手席の着座位置を適切なポジションへ調整。開いているウィンドウやサンルーフを自動で閉めるなどして乗員を保護するものである。事故が発生した際にはシステムが車両を減速させ、さらなる衝突を回避、またはその被害を最小限に食い止めることができる。
また、運転中はステアリング操作や車速などの情報をもとにドライバーの疲労を判断し、必要に応じて休憩を促すことで事故の回避に貢献するという。
このほかにも、3シリーズと7シリーズでは、ナビなどの機能を操作する「iDriveコントローラー」に、新たに指による文字入力や地図の拡大/縮小が可能なタッチパッドを採用。3シリーズの「320iセダン/ツーリング/グランツーリスモ」「320i xDriveセダン/ツーリング」「320dセダン/ツーリング」「328iグランツーリスモ」に、クルーズコントロールを標準装備した。
価格は3シリーズセダンが448万~776万円、6シリーズが945万~1770万円、7シリーズが1029万~1960万円。
(webCG)
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