第20回:「日産マイクラC+C」です(2)
2007.03.21 エディターから一言第20回:「日産マイクラC+C」です(2)
折りたたみ式ルーフ
ひきつづき「日産マイクラC+C」。
「マイクラ」は「マーチ」の欧州名です、念のため。
マイクラC+C、マーチとしては大きな1.6リッター直4(110ps、15.3kgm)積んで、トランスミッションはトルコン式の4段ATになります。CVTではなく。
重い折りたたみ式ハードトップを戴いているので、通常のハッチモデルより、車重は100kg以上重い1150kg。
ボディサイドの下部には、「KARMANN」の文字があります。条件反射で「カルマン・ギア」という車名が出てくる、ドイツのコーチビルダーですね。メーカーの依頼を受けてスペシャルボディをつくったり、車体の構成部品を一緒に開発したりしてます。
あら?
2002年のジュネーブショーで飾られたマイクラのCCモデルは、たしかフランスはユーリエ社のメタルトップを載せていたはず。事情はさだかではありませんが、途中でカルマン社にかわったようです。
で、カルマンのフォールディングルーフといえば、ガラストップ。「ルノー・メガーヌ」にも使われてます。
マイクラは小柄ですから、ガラス面積も控えめ。でも、十分、車内に光が差し込んで、明るく、楽しげ。
乗ると
【写真・上】
「マイクラC+C」のトップは、フロアコンソールにあるボタンで開閉できます。
スペックでは22秒ということですが、サイドウィンドウの上下を入れると、実質30秒くらいでしょうか。
【写真・中】
開けるとこんな感じ。
英国の日産サイトには、
'nothing but sky'
なんてしゃれたフレーズが流れてます。
そういえば、
kiss the sky
なんて、アルバムがあったような。
sun kissed は?
オレンジですね。「なるほど、過去分詞だ」「空にキスされちゃったのかぁ」と、高校生の時分、頬を赤らめた記憶があります(ウソ)。
で、マイクラC+C、走らせると意外と速い。1.6(110ps、15.6kgm)はトルキーで、100kg超の重量増をものともしない。
印象的だったのは、高速道路が得意なこと。大きめのエンジンと、ちょっと硬めの足まわりが、ハイスピードクルージングを楽にします。
一方、オープンにしたときの開放感は、フロントウィンドウが迫ってくるCCモデルの常として、あまりない。「オープンエアを満喫する」というよりは、「華やかなクルマに乗っているワタシを見て!」ということなんでしょう。
【写真・下】
いちおう4座カブリオレですが、リアシートは実質、モノ置き。ボディサイズを考えると、仕方ないところ。
「プジョー206CC」の後継モデルが発表されてしまったいま、正直、「いまさらマーチのCCかよ」という面もないではありませんが……、

青木 禎之
15年ほど勤めた出版社でリストラに遭い、2010年から強制的にフリーランスに。自ら企画し編集もこなすフォトグラファーとして、女性誌『GOLD』、モノ雑誌『Best Gear』、カメラ誌『デジキャパ!』などに寄稿していましたが、いずれも休刊。諸行無常の響きあり。主に「女性とクルマ」をテーマにした写真を手がけています。『webCG』ではライターとして、山野哲也さんの記事の取りまとめをさせていただいております。感謝。
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