第861回:冬道性能やいかに ミシュランのオールシーズンタイヤ「クロスクライメート3」を北の大地で試す

2026.02.18 エディターから一言 河村 康彦
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2025年9月に発表されたミシュランの最新オールシーズンタイヤ「クロスクライメート3」と「クロスクライメート3スポーツ」。今回はその雪上・氷上性能を、冬の北海道で試した。
2025年9月に発表されたミシュランの最新オールシーズンタイヤ「クロスクライメート3」と「クロスクライメート3スポーツ」。今回はその雪上・氷上性能を、冬の北海道で試した。拡大

2025年9月に日本ミシュランタイヤが発表した最新のオールシーズンタイヤ「ミシュラン・クロスクライメート3」と「ミシュラン・クロスクライメート3スポーツ」の冬道性能を確かめるために、ウインターシーズン真っただ中の北海道に飛んだ。ドライやウエット路面に続き、冬道での印象を報告する。

「雪も走れる夏タイヤ」とアナウンスされる「ミシュラン・クロスクライメート3」は、2021年8月に登場した「クロスクライメート2」の後継となるオールシーズンタイヤ。2015年に欧州で発表された「クロスクライメート」をルーツとしている。
「雪も走れる夏タイヤ」とアナウンスされる「ミシュラン・クロスクライメート3」は、2021年8月に登場した「クロスクライメート2」の後継となるオールシーズンタイヤ。2015年に欧州で発表された「クロスクライメート」をルーツとしている。拡大
「クロスクライメート3スポーツ」はオールシーズンタイヤでありながら、スポーツタイヤに匹敵する高速安定性とハンドリング性能を備えたニューモデルと紹介される。「CROSS CLIMATE 3 SPORT」のロゴ後方にシビアスノータイヤの証しである3PMSF(スリーピークマウンテンスノーフレークマーク)が確認できる。
「クロスクライメート3スポーツ」はオールシーズンタイヤでありながら、スポーツタイヤに匹敵する高速安定性とハンドリング性能を備えたニューモデルと紹介される。「CROSS CLIMATE 3 SPORT」のロゴ後方にシビアスノータイヤの証しである3PMSF(スリーピークマウンテンスノーフレークマーク)が確認できる。拡大
「クロスクライメート3スポーツ」を装着した「フォルクスワーゲン・ゴルフeTSI」での試走シーン。サイズが18インチ以上で、すべてXL規格対応となるクロスクライメート3スポーツは、「オールシーズンタイヤ初のスポーツタイヤ」というキャラクターがセリングポイントだ。
「クロスクライメート3スポーツ」を装着した「フォルクスワーゲン・ゴルフeTSI」での試走シーン。サイズが18インチ以上で、すべてXL規格対応となるクロスクライメート3スポーツは、「オールシーズンタイヤ初のスポーツタイヤ」というキャラクターがセリングポイントだ。拡大

「雪も走れる夏タイヤ」が進化

「冬でも使うことが認められたサマータイヤ」という慎重な言い回しとともに、2015年にまずはヨーロッパ市場でローンチされたのがミシュラン初のオールシーズンタイヤ「クロスクライメート」である。

日本では2018年に一部の販売店を通じての試験的な販売の後、2019年にようやく全国で本格販売がスタート。その後、2021年には新開発のコンパウンドやトレッドパターン、ブロックの倒れ込みを抑制する新技術などを採用することで諸性能の向上を図った「クロスクライメート2」へと進化した。今回紹介するのは2025年に再度モデルチェンジされ、さらなる進化をうたう「クロスクライメート3」である。

最新シリーズの特徴は、従来設定されていた商品名の最後に「SUV」が付与されるSUV向けモデルが姿を消し、一方で「オールシーズンタイヤでありながらスポーツタイヤに匹敵する高速安定性とハンドリング性能を備える」とアナウンスされた初のオールシーズンスポーツタイヤとなる「クロスクライメート3スポーツ」が新設されたことにある。

そんな追加モデルも含め、ミシュランが提案する「雪も走れる夏タイヤ」といううたい文句は今回も継続。余談ながら、世界のタイヤメーカーのなかでミシュランと並ぶ両巨頭と認められるブリヂストンが、実は「マルチウェザー」なる名称のオールシーズンタイヤをラインナップに持ちながらも積極的なプロポーション活動を(恐らくは「あえて」)行わないのは、やはり「オールシーズンタイヤは万能」と誤解されるのを恐れてのことであろうと推測できる。