第7回:「マンションのセルシオ」見てきました
2003.03.14 小沢コージの勢いまかせ!第7回:「マンションのセルシオ」見てきました
「マンションのセルシオ」が3月に発売されるってんで見て来ました。
まさにトヨタ自動車が造る高級マンションで正式名は「セルシオシティ久が原」。うーむ、なんとも直球勝負! ちなみに関東では町田の「セルシオヒルズすずかけ台」に続き二つ目であっちは即日完売っていうからスゴイ話よ。
結論から言うと拍子抜けしました。なんせモデルハウスなしの設計図&模型のみだから。見れるものと言ったら例のセルシオ(クルマの方ね)譲りの「スマートキー」の発展版、「ホームスマートドア」ぐらい。キーを持って玄関に近づくだけで自動開閉するもので、それはそれで面白かったんだけど、この自動タイプの奴はクルマのセルシオと共有出来ないらしく、ちょっと残念。
あとは高級家具の「カッシーナ」や「コンランショップ」が造った作り付けの家具が選べるんだけどこれまた模型のみ。ツライ。
ただ、勉強にはなったかなぁ。要するに知りたかったのは「家におけるセルシオのブランド性」なんだけど、最大のポイントは「静けさ」だそうな。つまりクルマと一緒。
とはいえそれを保証するのは技術ではなく場所。実際に施工するのは清水建設でトヨタじゃないし、要するに久が原って土地が「第1種低層住居専用地区」であり、高い建物も造れない高級住宅地なんで「静かなの〜」ってワケ。
それからね。不動産業でもセルシオブランドはまったくもって通用するらしく、「セルシオ」って言うだけで一般の人は「高級」「間違いはない」って思ってくれるとか。やりますね。トヨタさん。
でも考えてみるとそうだよなぁ。クルマも本革を使ってるから高級だとかウォルナット使ってるから上質だとは絶対的には言い切れないもんね。参考にはなるけど。結局は総合力イメージなんだよね。クルマも家も。
ちなみに価格は8000万円〜1億5000万円で14戸発売。買います? あ、そーそー、それからこの土地、トヨタの独身寮の跡地なんだって。つまり資産の有効活用で、別にトヨタが分譲マンション業に本格参入するわけじゃないんだって。
つくづく手堅い会社だよね。トヨタって。
(文=小沢コージ/2003年3月14日)

小沢 コージ
神奈川県横浜市出身。某私立大学を卒業し、某自動車メーカーに就職。半年後に辞め、自動車専門誌『NAVI』の編集部員を経て、現在フリーの自動車ジャーナリストとして活躍中。ロンドン五輪で好成績をあげた「トビウオジャパン」27人が語る『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた』(集英社)に携わる。 YouTubeチャンネル『小沢コージのKozziTV』
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