スーパーカーの世界でもポルシェは至高の存在
「ポルシェ911」は、今年で誕生から50周年なんですよね。実は、エンジンを後車軸の後方にオーバーハングして搭載するリアエンジン方式は走行中にピッチングが起きやすく、フロントとリアのタイヤを押し付ける力が変わるため、特に荒れたアウトバーンでの高速直進性や、うねった道での旋回性が神経質な車両パッケージです。
しかしながら、それをポルシェは50年という途方もないほど長い歳月をかけてじっくりと煮詰めてきました。その集大成といえるのが、今回試乗する最も新しい911ではないでしょうか。
よく「最新のポルシェは常に最善」などと言われますが、時間という資源を使ってクルマの性能を進化させるところにこそ、ポルシェの本質があるのかもしれません。この50年間の歴史がポルシェそのものであり、ポルシェの存在を示すものだといえます。
以前もお話ししましたが、本来スーパーカーとは、クルマの性能だけで語られるべきものではありません。作り手の情熱や思想、そして歴史まで含んだストーリー全体が、スーパーカーをスーパーカーたらしめているのです。その意味からいっても、ポルシェはスーパーカーの世界でもバイブル的な存在といって差し支えないでしょう。
ポルシェ911カレラS
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4491×1808×1295mm/ホイールベース:2450mm/車重:1395kg/駆動方式:RR/エンジン:3.8リッター水平対向6 DOHC 24バルブ/トランスミッション:7段AT/最高出力:400ps/7400rpm/最大トルク:44.9kgm/5600rpm/タイヤ:(前)245/35ZR20 (後)295/30ZR20/価格:1491万円
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