第25回「ポルシェ・パナメーラS ハイブリッド」
2013.11.23 水野和敏的視点3リッターV6エンジンとモーターの組み合わせ
「メルセデス・ベンツS400ハイブリッド」と「レクサスLS600hL」という生粋のサルーンに続いて、今週はスポーツカーメーカーがつくった異色のサルーン「ポルシェ・パナメーラS ハイブリッド」を見ていきましょう。
パナメーラのハイブリッドモデルというと、36kmまで電気自動車(EV)走行が可能なプラグインハイブリッドタイプ「パナメーラS E-ハイブリッド」がすでに発表されています。しかし、今回テストする車両は従来型のハイブリッドモデルです。
過給機付きの3リッターV6エンジンに電気モーターを組み合わせ、メルセデス・ベンツと同様にエンジンとトランスミッションの間にハイブリッドモジュールを挟み、適宜、ガソリンエンジンをアシストするという構造です。これは、基本的に「ポルシェ・カイエン」と同じシステムで、ニッケル水素バッテリーがリアに搭載されています(ちなみに、E-ハイブリッドでは、バッテリーはリチウムイオンに変わりました)。もちろん、高速道路で条件がそろえばエンジンとトランスミッションを切り離す「コースティング」機能を備えます。最高出力はエンジンが333psでモーターが47ps。システム全体では380psを発生します。
ボディーサイズは全長がほぼ5m。メルセデス・ベンツSクラスやレクサスLSに匹敵する長さで、全幅については両車を上回る1930mmもあります。1420mmと際だって低い全高も特徴的です。パナメーラ、意外と大きなクルマなんですね。
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