「トヨタ・ハリアー」マイナーチェンジ 2リッターターボ搭載車も設定
2017.06.08 自動車ニュース![]() |
トヨタ自動車は2017年6月8日、マイナーチェンジした「トヨタ・ハリアー」を発表。同日、販売を開始した。
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ターボエンジン搭載車を追加
2013年11月に国内専用車として登場した3代目ハリアーに、モデルライフ半ばのマイナーチェンジが施された。
最大のトピックは、スポーティーな性格の2リッター直4直噴ターボエンジン搭載車(最高出力231ps/5200-5600rpm、最大トルク350Nm/1650-4000rpm)がラインナップされたこと。従来の2リッター直4自然吸気モデルと、2.5リッター直4エンジンをベースとするハイブリッドモデルとあわせて、選べるパワートレインは3種類になった。
この2リッターのターボ車には、走行時の微振動を減衰・吸収するパフォーマンスダンパーが装着され、優れた直進安定性や操縦安定性を実現したとうたわれる。トランスミッションは、自然吸気エンジン車(CVTを搭載)とは異なる6段ATで、駆動方式はFFまたは4WD。マニュアル感覚のシフトが可能なシーケンシャルシフトマチックと相まって、スポーティーな走りが楽しめるという。JC08モードの燃費値はFF車が13.0km/リッター、4WD車は12.8km/リッターとなっている。
安全装備と運転支援システムの充実も図られている。全車、プリクラッシュセーフティーシステムやレーンディパーチャーアラート、レーダークルーズコントロールなどがセットになった運転支援システム「Toyota Safety Sense P」を標準装備。LED式のコーナリングランプや、シフトレバーの操作と連動して自動的に作動・解除を行う電動パーキングブレーキも全車に与えられる。
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さらなる高級感と先進性を演出
エクステリアデザインについては、主にフロントまわりの意匠を変更。アッパーグリルを従来モデルより薄くする一方、ロワグリルはワイド化された。右左折の際に16灯のLEDランプが内側から外側へ流れるように光る「シーケンシャルターンランプ」も、一部エントリーグレードを除き装備される。リアまわりでは、これまでクリアタイプだったコンビネーションランプが、視認性の高い赤色のものへと変更された。
インテリアは、「T-Connect SDナビゲーションシステム」のディスプレイが8インチから9.2インチへと拡大されたのがポイント。プレミアムナッパ本革のシート(快適温熱シート+ベンチレーション機能付き)やアルミヘアライン加飾を施したシフトレバー周辺部のパネル、ピアノブラックのドアスイッチベースがセットになった“Metal and Leather Package”も用意され、さらなる高級感と先進性が演出されている。
ハリアーの価格は、パワートレイン別に以下の通り。
- 2リッター直4:294万9480円(FF/CVT)~432万4320円(4WD/CVT)
- 2リッター直4ターボ:338万0400円(FF/6AT)~457万4880円(4WD/6AT)
- ハイブリッド:377万4600円(4WD/CVT)~495万3960円(4WD/CVT)
ボディーカラーは、新色の「ダークレッドマイカメタリック」「ダークブルーマイカメタリック」を含む全6色がラインナップされる。
(webCG)