ポルシェ718ケイマンGTS(後編)
2018.09.27 谷口信輝の新車試乗 レーシングドライバー谷口信輝が今回試乗したのは、「ポルシェ718ケイマン」の高性能モデル「GTS」。独自の仕立てが施された操作系やエクステリアデザインなどの印象を報告する。スポーツカーの作り方がわかっている
試乗を終えた直後の谷口信輝に「欲しい!」と叫ばせた「ポルシェ718ケイマンGTS」。後編ではクルマを止めた状態でその内外装をじっくりと観察してもらうことにしよう。
まずは運転席から。
「前編でもお話ししましたが、シートに腰掛けただけでテンションが上がっちゃうくらい、このクルマのインテリアは僕の好みです」
718ケイマンのキャビンのどこをそんなに気に入ったのだろうか?
「ダッシュボードに埋め込まれているこのカーボンの感じもいいし、ぎゅっと引き締まった印象のステアリングもかっこいいですよね」
718ケイマンGTSには当然のようにパドルシフトが装備されているが、手の大きな谷口は時にステアリングを握る指とパドルが干渉してドライビングの妨げになると指摘することがある。718ケイマンの場合はどうなのか?
「ステアリングとパドルの間隔は狭めですが、718のパドルはステアリングホイールと一緒に回転するタイプだから操舵の邪魔にならないし、指がこすれることもない。それにパドルがステアリングコラム側に固定されていると、大きく操舵したときに指が届かなくなるけれど、ステアリングホイールと一緒に回るこのタイプだったらその心配はありません。僕はこのデザインのほうが正しいと思いますよ」
ただし、スエード風のステアリングは使い続けると手の脂がこびりついて汚くなることから谷口が苦手にしているものだ。
「スエード風は見た目や手触りはいいんですけど、長く乗っていると、ねえ……(苦笑)。人に運転してもらうときには『手袋してよね!』と言いたくなっちゃいます」
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