ヤマハの高性能バイク「MT-10」「MT-10 SP」 2022年モデルは大きく進化
2021.11.10 自動車ニュース![]() |
ヤマハ発動機は2021年11月10日、スポーツバイク「MT-10」およびその上級モデル「MT-10 SP」の2022年型について概要を発表した。
トップモデルの威厳を強調
MT-10とMT-10 SPは、「MT」シリーズの頂点に位置づけられる高性能モデル。ヤマハのスーパースポーツバイク「YZF-R1」と主要なメカニズムを共有する、そのストリート版ともいえるネイキッド(カウルレス)バイクである。
最新型の開発コンセプトは「MT-king's Dignity」。従来型からの変更点として、以下のポイントが挙げられている。
- 吸排気系を見直し、EU5適合化と出力アップを図ったエンジン
- 操る悦(よろこ)びを体感できるサウンドデザイン
- トラクションコントロールやスライドコントロールシステムなど、IMU(Inertial Measurement Unit)搭載による高精度な各種電子制御
- 最高速度を設定・制限できるヤマハ初のシステム「YVSL(Yamaha variable speed limiter)」
- 滑らかなシフトアップ&ダウンを可能とするクイックシフター
- 「次世代のMTシリーズ最高峰モデルにふさわしい風格とシリアスなスタイリング」を追求したデザイン
同モデルは、2021年11月25日からイタリア・ミラノで開催される「EICMA(国際モーターサイクルエキシビション)」に出展される予定。その後、MT-10は2022年2月に、MT-10 SPは2022年中ごろに欧州で発売され、日本国内では同年秋以降に販売が始められる見込みだ。
(webCG)