アバルト595コンペティツィオーネ(前編)

2021.12.26 池沢早人師の恋するニューモデル 池沢 早人師 自動車漫画の金字塔『サーキットの狼』の作者、池沢早人師が「アバルト595コンペティツィオーネ」に試乗。愛車にはスーパーカーが多く、コンパクトホットハッチを駆るイメージがない漫画界のレジェンドだが、その評価やいかに。
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狙ったラインに素直にのれる

最高出力180PSの1.4リッター直4ターボエンジンを搭載するFFホットハッチ「アバルト595コンペティツィオーネ」から、意外にも満面の笑みで降り立った池沢早人師先生。ご存じ自動車漫画の金字塔「サーキットの狼」の作者にして、元JGTCレーサーでもある。

漫画界のビッグネーム“池沢早人師”には、ホットであるとはいえFFハッチバックは似合わないというか、お気に召さないかもと危惧していたのですが……。
「いや、そんなことはないです(笑)。このクルマはホントにいいですね! 先にこの連載企画で試乗した『フェラーリ・ローマ』よりも楽しかったですよ!」

フェ、フェラーリよりもアバルトですか!
「いや、もちろんね、ローマはあまりにも(車両の価格が)高いクルマで、なおかつ(試乗時は)ウエットコンディションだったから、少しアクセルを踏むのを遠慮しすぎちゃったというのは確かにあるのですが、それを差し引いても、アバルト595コンペティツィオーネは素晴らしいと思いましたね!」

この小さなイタリアンホットハッチのどのあたりが、そんなにもお気に召したんでしょうか?
「まずはね、狙ったラインに素直にのっていけるんですよ。これFFですよね?」

はい、そうです。
「それなのに、というか何というか、狙ったラインに素直にのっていけて、そこからガッと踏んでやればそのままうまく事前に思い描いたとおりのラインで走ってくれるんです。いわゆるオンザレール感は申し分ないです」

漫画界のレジェンド、池沢早人師先生が今回ステアリングを握った「アバルト 595コンペティツィオーネ」。アバルト595の現行カタログモデルで、最もハイパフォーマンスな仕様となる。
漫画界のレジェンド、池沢早人師先生が今回ステアリングを握った「アバルト 595コンペティツィオーネ」。アバルト595の現行カタログモデルで、最もハイパフォーマンスな仕様となる。拡大
「アバルト595コンペティツィオーネ」に搭載される1.4リッター直4ターボエンジンは、最高出力180PS/5500rpm、最大トルク230N・m/2000rpmを発生。
「アバルト595コンペティツィオーネ」に搭載される1.4リッター直4ターボエンジンは、最高出力180PS/5500rpm、最大トルク230N・m/2000rpmを発生。拡大
【アバルト595コンペティツィオーネ】
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=3660×1625×1505mm/ホイールベース:2300mm/車重:1120kg/駆動方式:FF/エンジン:1.4リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ/トランスミッション:5段AT/最高出力:180PS(132kW)/5500rpm/最大トルク:230N・m(23.5kgf・m)/2000rpm/タイヤ:(前)205/40ZR17 84W/(後)205/40ZR17 84W(ミシュラン・パイロットスポーツ3)/燃費:13.1km/リッター(WLTCモード)/価格:421万円

【取材時の燃費データ】
テスト距離:284.0km(市街地2:高速道路6:山岳路2)/使用燃料:25.3リッター(ハイオクガソリン)/参考燃費:11.2km/リッター(満タン法)/12.6km/リッター(車載燃費計計測値)
【アバルト595コンペティツィオーネ】
	ボディーサイズ:全長×全幅×全高=3660×1625×1505mm/ホイールベース:2300mm/車重:1120kg/駆動方式:FF/エンジン:1.4リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ/トランスミッション:5段AT/最高出力:180PS(132kW)/5500rpm/最大トルク:230N・m(23.5kgf・m)/2000rpm/タイヤ:(前)205/40ZR17 84W/(後)205/40ZR17 84W(ミシュラン・パイロットスポーツ3)/燃費:13.1km/リッター(WLTCモード)/価格:421万円
	
	【取材時の燃費データ】
	テスト距離:284.0km(市街地2:高速道路6:山岳路2)/使用燃料:25.3リッター(ハイオクガソリン)/参考燃費:11.2km/リッター(満タン法)/12.6km/リッター(車載燃費計計測値)拡大