アルファ・ロメオ・トナーレTi(後編)

2023.07.02 思考するドライバー 山野哲也の“目” 山野 哲也 レーシングドライバー山野哲也が「アルファ・ロメオ・トナーレ」に試乗。前編ではそのハンドリングを絶賛した山野だが、マイルドハイブリッドパワートレインの印象はどんなものか。“アルファの初物”という言葉には少し危険な香りが漂うが……。
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ブレーキに見る“走り好き”ならではのポイント

アルファ・ロメオ初のマイルドハイブリッドシステムを搭載した新型SUV、トナーレ。アグレッシブなハンドリングで話題を呼んだ「ステルヴィオ」の弟分として、激戦区のミドルクラスSUV市場に投入された。

パワーソース&トレインは、1.5リッター4気筒ターボと48Vの電気システム、それにモーターを組み込んだ7段DCTの組み合わせ。駆動方式は前輪駆動(FF)のみとなる。今回、レーシングドライバーの山野哲也がテストしたのは、スタンダードグレードの「Ti」(受注生産)。ベース価格は524万円だ。

webCG:アルファのマイルドハイブリッドに「好印象を抱いた」とのことですが。

山野:トナーレは、発進する瞬間が気持ちいい! まずは電気モーターがクルマを動かしますから、ペダルの操作量どおり、きっちり過不足なく加速してくれる。

webCG:内燃機関のように微妙な反応遅れがないわけですね。

山野:その後にエンジンがかかるのですが、それも唐突感なく、自然なフィールです。

 
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