ボルボの新型電気自動車「EX30」が上陸 2023年内にもデリバリー開始
2023.08.24 自動車ニュース![]() |
ボルボ・カー・ジャパンは2023年8月24日、新型コンパクト電動SUV「ボルボEX30」の国内導入を発表した。同年10月にサブスクリプションでの申し込みを受け付け、同年11月には通常販売による注文の受け付けを開始。2023年内のデリバリー開始が予定されている。
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ボルボの電動化をさらに推進
EX30は、ボルボ史上最もコンパクトなSUVとうたわれる新型電気自動車(EV)。最先端のテクノロジーとスカンジナビアンデザインを結びつけることで、生活をより安全に、より便利に、より楽しいものにすることが目指されている。
日本仕様車のボディーサイズは全長×全幅×全高=4235×1835×1550mmで、既存のEVである「XC40リチャージ」(同4440×1875×1650mm)に対して205mm短く、40mmスリムで、100mm低い寸法となっている。ルーフ高が抑えられているため多くの機械式駐車場に対応できるのがポイントで、2650mmという長めのホイールベースを確保することで(XC40は2700mm)、ゆとりある車内空間を実現したとアピールされる。
外観では、近年のボルボ車ではおなじみの“トールハンマー”型ヘッドランプやグリルレスのフロントフェイス、2段重ねのリアランプが特徴的で、ドアパネルのくぼみやフェンダーのふくらみで個性を表現。インテリアには、スイッチや計器を極力廃したシンプルなデザインが採用されており、ドライバー正面に置かれることの多いメーターパネルを含め、操作・表示にかかわるデバイスの多くが12.3インチの縦型センターディスプレイ内のメニューに置き換えられている。
一方で、フローティング構造の引き出し型カップホルダーや、スマートフォンを立てかけるタイプの非接触充電トレー、後席用の取り外し式ダストボックスなどを装備。ルーフのほぼ全面を占める大型パノラミックガラスルーフとともにセリングポイントとされている。シートの表皮をはじめ、内装材の多くにリサイクル材やバイオ素材を用いている点もEX30ならではの特徴。後席は60:40の分割可倒式で、乗車定員は5人となっている。
安全装備については、これまでボルボで定評のあるパッシブ/アクティブセーフティーに加えて、ドアを開ける際に自転車や電動キックスケーターなど検知し警告を行う「ドア・オープニング・アラート」や、ドライバーの様子をモニタリングし運転に影響があると判断した場合に警告する「DAC(ドライバー・アラート・コントロール)」なども備わる。
海外では複数のパワートレインが設定されるEX30だが、日本ではまず、リアにモーター(最高出力272PS、最大トルク343N・m)を1つ搭載し、容量69kWhの駆動用バッテリーにより一充電あたり最大480km(欧州参考値)の航続を可能とする「EX30ウルトラ シングルモーター エクステンデッドレンジ」が559万円で販売される。2023年内は2000台の受注が見込まれており、2024年には、バッテリー容量がより小さいエントリーモデルや、車体前後に計2基のモーターを搭載する高性能モデルなども導入する予定という。
販売に関しては、サブスクリプションサービスの導入もトピックのひとつ。車両本体にドライブレコーダーやETC、諸経費、自動車保険(任意保険)料、タイヤ交換1回分の費用を含め、月々9万5000円の定額で利用可能となっている(利用期間は24カ月までで、月間走行距離は1000kmまで)。
サブスクリプションの受け付けは、以下2回に分けて先着順で実施される予定だ。
- 第1弾:2023年10月2日~(ボディーカラーが「モスイエロー」のモデル/限定100台)
- 第2弾:2023年10月16日~(同「クラウドブルー」のモデル/限定200台)
(webCG)