メルセデス・ベンツE350eスポーツ エディションスター(前編)
2024.06.20 谷口信輝の新車試乗 フルモデルチェンジした、メルセデス・ベンツの中核セダン「Eクラス」。そのプラグインハイブリッドモデル「E350eスポーツ エディションスター」のステアリングを握った、レーシングドライバー谷口信輝の反応は?パッセンジャーは大満足
メルセデスを普段の足として愛用している谷口信輝。もっとも、「メルセデスAMG GT」でSUPER GTに参戦している彼のお気に入りは同じメルセデスでもメルセデスAMGのほう。今回、そんな谷口に試乗してもらったのは、AMGじゃないほうのメルセデス・ベンツE350eだ。果たして彼のお眼鏡にかなうのか? 早速、その印象を語ってもらうことにしよう。
「おー、液晶パネルがずーっと向こうのほうまでつながっていますね。まるで、電化製品量販店のテレビ売り場に来たみたいな気分になります」
ドライバーズシートに腰掛けるなり、谷口は真っ先にそう言い放った。
「これだけ大きな画面なのに、1枚のディスプレイで構成しているって、かなりすごいことですね」
谷口が見間違えたのも仕方がないが、実はダッシュボード上に並んだMBUXスーパースクリーンは、3枚のディスプレイを1枚の透明なカバーで覆うことにより、まるでひとつの巨大な画面のように見える工夫が施されたもの。これはデジタルインテリアパッケージ(40万4000円)に含まれるオプションだが、助手席のディスプレイをこよなく愛する谷口の奥さまもきっと気に入ってくれることだろう。
「うーん、これで動画とか見られたら、確かにウチの奥さんは喜んでくれるでしょうね」
ただし、助手席側ディスプレイの動画がドライバーから見えると運転への注意がそがれてしまう恐れがあるため、動画を再生した際、新型EクラスのMBUXスーパースクリーンはパッセンジャーには見えてもドライバーからは見えなくする、一種のフィルターが装備されている。
「えー、じゃあ、本当に奥さん専用なんですね。でも、安全のことを考えれば、それも仕方ありませんね」
その辺の事情が飲み込めたところで、谷口はE350eを発進させた。
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