トヨタGRヤリスRZ“ハイパフォーマンス”(前編)

2024.08.18 思考するドライバー 山野哲也の“目” 山野 哲也 レーシングドライバー山野哲也が「トヨタGRヤリス」に試乗。モータースポーツの現場からのフィードバックによって徹底的に鍛え上げられた、トヨタ自らが“進化型”と呼ぶ最新モデルである。雨の箱根でドライブした印象を聞いてみた。
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ドライバーの体にピタッとフィットする

今回、レーシングドライバーの山野哲也がステアリングホイールを握るのは、「トヨタGRヤリスRZ“ハイパフォーマンス”」。「東京オートサロン2024」でお披露目された、進化型GRヤリスである。

大幅改良にあたって、ターボモデルに待望のAT車が用意されたのが話題となった。これまでラインナップされていた1.5リッター3気筒自然吸気エンジン+CVTの「RS」はカタログから落とされ、従来の1.6リッター3気筒ターボ+6段MTに加えて、このエンジンにトルクコンバーター式8段ATを組み合わせたモデルが選べるようになった。AT免許で乗れるターボGRヤリスの登場である。

しかし、この日テストするRZ“ハイパフォーマンス”(498万円)のトランスミッションは、3ペダル式の6段MT。スケジュールの関係でATモデルを用意できなかったのだ。

時折雨脚を強める空の下、ニッポンのジムカーナマイスターが試乗から戻ってくる。開口一番、「シートがいいですねぇ」と感心する。RZ“ハイパフォーマンス”のプレミアムフロントシートは、表皮に「ブランノーブ」と呼ばれる素材を使用する。通気用の細かい穴がうがたれたスエード調で、しっとりとした手触りが心地いい。

山野:滑りにくいシート地がいいですね。ホールド性も素晴らしい。

webCG:シートそのもののつくりはいかがですか?

 
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【トヨタGRヤリスRZ“ハイパフォーマンス”】
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=3995×1805×1455mm/ホイールベース:2560mm/車重:1280kg/駆動方式:4WD/エンジン:1.6リッター直3 DOHC 12バルブ ターボ/トランスミッション:6段MT/最高出力:304PS(224kW)/6500rpm/最大トルク:最大トルク:400N・m(40.8kgf・m)/3250-4600rpm/タイヤ:(前)225/40ZR18 92Y XL/(後)225/40ZR18 92Y XL(ミシュラン・パイロットスポーツ4 S)/燃費:12.4km/リッター(WLTCモード)/価格:498万円

【取材時の燃費データ】テスト距離:604.1km(市街地2:高速道路6:山岳路2)/使用燃料:--リッター(ハイオクガソリン)/参考燃費:10.2km/リッター(車載燃費計計測値)
【トヨタGRヤリスRZ“ハイパフォーマンス”】
	ボディーサイズ:全長×全幅×全高=3995×1805×1455mm/ホイールベース:2560mm/車重:1280kg/駆動方式:4WD/エンジン:1.6リッター直3 DOHC 12バルブ ターボ/トランスミッション:6段MT/最高出力:304PS(224kW)/6500rpm/最大トルク:最大トルク:400N・m(40.8kgf・m)/3250-4600rpm/タイヤ:(前)225/40ZR18 92Y XL/(後)225/40ZR18 92Y XL(ミシュラン・パイロットスポーツ4 S)/燃費:12.4km/リッター(WLTCモード)/価格:498万円
	
	【取材時の燃費データ】テスト距離:604.1km(市街地2:高速道路6:山岳路2)/使用燃料:--リッター(ハイオクガソリン)/参考燃費:10.2km/リッター(車載燃費計計測値)拡大