ホンダ・フリードe:HEVクロスター(後編)
2024.10.20 思考するドライバー 山野哲也の“目” レーシングドライバー山野哲也が「ホンダ・フリード」に試乗。前編では主に標準装着タイヤについて語ってもらったが、後編でも山野の絶賛は止まらない。ホンダ自慢の「e:HEV」をはじめとした、全体の走りの印象をまとめてもらおう。低い速度域でもエンジン直結モードが使える
今回、レーシングドライバーの山野哲也がステアリングホイールを握るのは、ホンダのコンパクトミニバン、フリード。テスト車は、ちょっぴりアウトドアテイストを利かせたハイブリッドモデルの「フリードe:HEVクロスター」(FF/5人乗り)で、車両本体価格は316万2500円。
ちなみに、フリードの動力系には2種類が用意される。1.5リッター直列4気筒を、発電用と駆動用の2つのモーターと組み合わせたハイブリッドと、CVTと組み合わせた“純”内燃機関である。
前回、ミニバンらしからぬ純正タイヤがもたらす意外なハンドリングに驚きを隠さなかった山野だが、3つのドライブモードを使い分けるホンダ自慢のハイブリッドシステム「e:HEV」をどう感じたのか? 聞いてみた。
webCG:e:HEVは、モーターだけで走行するEVモード、エンジンで発電機を回して駆動用モーターで走るいわゆるシリーズハイブリッドモード、そしてエンジンからの動力を直接タイヤに渡す直結モードがあります。新型フリードに乗ってみていかがですか?
山野:街なかドライブでメインになるのはハイブリッドモードだと思います。エンジンの回転数と実際の速度の間にやや乖離(かいり)があるという点では、CVT車っぽいドライブフィールがあります。
webCG:なるほど。日産の「e-POWER」のような“純粋”なシリーズハイブリッドだと、速度を上げた際に「なんだかもったいない」気がします。エンジンがガンガン回っているので、「わざわざ発電機を介することなく、そのまま使えばいいのに」と思ってしまう。
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