第2世代に進化した「BMW 2シリーズ グランクーペ」が上陸

2025.03.05 自動車ニュース webCG 編集部
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BMW 2シリーズ グランクーペ
BMW 2シリーズ グランクーペ拡大

BMWジャパンは2025年3月5日、新型「BMW 2シリーズ グランクーペ」の日本導入を発表し、同日、販売を開始した。納車は同年3月以降を予定している。

フルモデルチェンジした「BMW 2シリーズ グランクーペ」の外装・内装をより詳しい写真でチェック

第2世代となる「2シリーズ グランクーペ」のサイドビュー。ボディーサイズは全長×全幅×全高=4550×1800×1435mmで、先代に対して2cmほど長くなった。ホイールベースは2670mmで、先代の値と同一。
第2世代となる「2シリーズ グランクーペ」のサイドビュー。ボディーサイズは全長×全幅×全高=4550×1800×1435mmで、先代に対して2cmほど長くなった。ホイールベースは2670mmで、先代の値と同一。拡大
立体的なプレスラインのキドニーグリルと、ツインサーキュラーのアダプティブLEDヘッドランプが採用されたフロントフェイス。
立体的なプレスラインのキドニーグリルと、ツインサーキュラーのアダプティブLEDヘッドランプが採用されたフロントフェイス。拡大
力強いイメージのLEDリアコンビランプや特徴的なデザインのリアディフューザーが目を引くリアビュー。
力強いイメージのLEDリアコンビランプや特徴的なデザインのリアディフューザーが目を引くリアビュー。拡大
メーターパネルとコントロールディスプレイを一体化した、BMW車でおなじみのカーブドディスプレイが採用されたコックピット。
メーターパネルとコントロールディスプレイを一体化した、BMW車でおなじみのカーブドディスプレイが採用されたコックピット。拡大
「2シリーズ グランクーペ」の室内。リアシートの背もたれには40:20:40の分割可倒機構が採用されている。
「2シリーズ グランクーペ」の室内。リアシートの背もたれには40:20:40の分割可倒機構が採用されている。拡大
シフトレバーを廃止し、センターアームレスト前方のパネルに操作系を集中させている。
シフトレバーを廃止し、センターアームレスト前方のパネルに操作系を集中させている。拡大
「M235i xDriveグランクーペ」の荷室。後席使用時の容量は430リッター。リアシートの背もたれをすべて前方に倒し、容量を拡大することができる。
「M235i xDriveグランクーペ」の荷室。後席使用時の容量は430リッター。リアシートの背もたれをすべて前方に倒し、容量を拡大することができる。拡大
BMWが「ホフマイスターキンク」と呼ぶリアピラー部分に「2」の数字が入っている。
BMWが「ホフマイスターキンク」と呼ぶリアピラー部分に「2」の数字が入っている。拡大
「M235i xDriveグランクーペ」には「アダプティブMサスペンション」や「Mスポーツブレーキ(レッドハイグロスキャリパー)」が採用される。
「M235i xDriveグランクーペ」には「アダプティブMサスペンション」や「Mスポーツブレーキ(レッドハイグロスキャリパー)」が採用される。拡大
リアゲートに取り付けられているモデルバッジは「2」を大きくすることで、「2シリーズ グランクーペ」であることが強調されている。
リアゲートに取り付けられているモデルバッジは「2」を大きくすることで、「2シリーズ グランクーペ」であることが強調されている。拡大

今回発表された新型2シリーズ グランクーペは、第2世代となるモデル。初代モデルは、FFシャシーをベースとするBMW初のコンパクト4ドアクーペとして2019年に誕生した。

第2世代へと進化した新型では、BMWの象徴たるキドニーグリルに立体的なプレスラインを採用。リアウィンドウが大きく傾斜したクーペライクなフォルムが受け継がれている。BMWデザインの伝統的といえる環状のシグネチャーを2回繰り返すツインサーキュラーのアダプティブLEDヘッドランプや力強いイメージのLEDリアコンビランプ、特徴的なデザインのリアディフューザーも目を引くポイントだ。リアゲートに取り付けられているモデルバッジは「2」を大きくすることで、2シリーズ グランクーペであることを強調したという。

初代モデルと同じく2代目も「FAAR」プラットフォームを採用。ボディーサイズは全長×全幅×全高=4550×1800×1435mmで、先代に対しては10mm長くなったが全幅は変わらない。ホイールベースは2670mmでこちらも先代の値と同一である。

コックピットは、メーターパネルとコントロールディスプレイを一体化させたカーブドディスプレイや、センターアームレストの前方に置かれたパネルに操作系を集約する最新のBMW車に共通のデザインでモダン化。センターコンソールにはQi対応機器(スマートフォン等)を置くことで充電が行える、ワイヤレス充電システムを組み込んでいる。

後部座席には大人3人が座れる空間を確保。リアシートの背もたれには40:20:40の分割可倒機構も採用されている。「M235i xDriveグランクーペ」における後席使用時の荷室容量は430リッター。リアシートの背もたれをすべて前方に倒せば、容量を大きく拡大することができる。

パワートレインのラインナップは、モデル別に以下の3種類。いずれも7段DCTと組み合わされる。

  • 220グランクーペMスポーツ: 1.5リッター直3ガソリンターボ(最高出力156PS、最大トルク240N・m)/48Vマイルドハイブリッドシステム(モーター最高出力:20PS、同最大トルク:55N・m)/システムトータル最高出力170PS、同最大トルク280N・m/WLTCモード燃料消費率17.5km/リッター/FWD
  • 220dグランクーペMスポーツ:2リッター直4ディーゼルターボ(最高出力150PS、最大トルク360N・m)/48Vマイルドハイブリッドシステム(モーター最高出力:20PS、同最大トルク:55N・m)/システムトータル最高出力163PS、同最大トルク400N・m/WLTCモード燃料消費率21.1km/リッター/FWD
  • M235i xDriveグランクーペ:2リッター直4ガソリンターボ(最高出力300PS、最大トルク400N・m)/WLTCモード燃料消費率12.6km/リッター/4WD

220グランクーペMスポーツと220dグランクーペMスポーツには「アダプティブMサスペンション」が、M235i xDriveグランクーペには「機械式フロントリミテッドスリップデファレンシャル」「アダプティブMサスペンション」「Mスポーツブレーキ(レッドハイグロスキャリパー)」が採用される。

運転支援システムは、ストップ&ゴー機能付きのアクティブクルーズコントロールやレーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)、レーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告システム)、衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付き)、クロストラフィックウォーニング、ペダル踏み間違い急発進抑制機能などに加えて、ハンズオフ機能付きの渋滞運転支援機能や、パーキングアシストなども標準装備とされている。

スマートフォンをキーの代わりに使える総合テレマティクスサービス「BMWコネクテッドドライブ」や、AI技術を活用し音声会話だけで車両の操作、情報へのアクセスが可能となる「BMW Intelligent Personal Assistant(インテリジェント・パーソナル・アシスタント)」、「Amazon Alexa」の搭載もトピックである。

新型2シリーズ グランクーペのラインナップと価格は以下のとおり。

  • 220グランクーペMスポーツ:528万円
  • 220dグランクーペMスポーツ:548万円
  • M235i xDriveグランクーペ:734万円

(webCG)

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