スバル・フォレスターX-BREAK S:HEV EX(後編)

2025.07.20 ミスター・スバル 辰己英治の目利き 辰己 英治工藤 貴宏 長年にわたり、スバル車の走りを鍛えてきた辰己英治氏が、新型「スバル・フォレスター」のハイブリッド車「S:HEV」に試乗! 各方面で高く評価されている後進の力作を、彼はどうみるのか? 6代目フォレスターの進化のほどと、“気になったポイント”を語る。
【webCG】クルマを高く手軽に売りたいですか? 車一括査定サービスのおすすめランキングを紹介!

「S:HEV」もターボ車に近いアシでいい

新型フォレスターの走りのレベルの高さに納得の、元スバル車両評価ドライバー 辰己英治(たつみ ひではる)さん。しかし、気になる部分がまったくないかといえば、そうでもない様子だ。

辰己:今日の試乗車はハイブリッドですが、新しいフォレスターのターボにも乗ったことがあるんですよ。

――サスペンションの味つけが違いますよね。

辰己:そう、ターボはサスペンションがもっとしっかりしています。キビキビして、余分な動きが少ない。いっぽうハイブリッドはロールを許容して、ちょっと動きが大きい。もちろん、大きいといっても悪い動きじゃないし、危険な感じはなく、しっかりまとまっています。普通の人にはこれ(ハイブリッドの味つけ)でいい。

ただ、より運転を楽しみたいならターボの足まわりの味つけのほうがいいかな。あちらは操安性と乗り心地のバランスがよかった印象があって、ハイブリッド車も、もう少しターボ車寄りのサスペンションでもよかったかもしれない。

――ハイブリッドはターボモデルに比べると約100kg車重が重いのですが、それが影響しているんでしょうかね?

 
スバル・フォレスターX-BREAK S:HEV EX(後編)の画像拡大
 
スバル・フォレスターX-BREAK S:HEV EX(後編)の画像拡大
 
スバル・フォレスターX-BREAK S:HEV EX(後編)の画像拡大
 
スバル・フォレスターX-BREAK S:HEV EX(後編)の画像拡大