日産が電気自動車「アリア」をマイナーチェンジ インフォテインメントがGoogleに対応
2025.12.23 自動車ニュース 拡大 |
日産自動車は2025年12月22日、電気自動車(BEV)「アリア」にマイナーチェンジを実施し、標準モデルを2026年2月20日に、スポーティーな「アリアNISMO」を2026年3月19日に発売すると発表した。
フロントまわりの意匠を刷新
日産アリアは2021年に登場したクロスオーバーSUVタイプのBEVである。今回のマイナーチェンジではエクステリアデザインの一部を変更したほか、サスペンションを改良。Googleの機能・サービスに対応した「NissanConnectインフォテインメントシステム」や、充電ポートに専用コネクターを差し込むことで電力を取り出すことができるV2L(Vehicle to Load)機能などを新たに採用した。
エクステリアの変更はフロントまわりが主となっており、これまでグリルを思わせる黒の加飾パネルがあった箇所をボディーと同色に変更。Vモーションを形成するポジションランプを車体の外側に移設した。新たに採用した樹脂カバー付きの20インチアルミホイールも特徴となっている。
内外装のカラーの設定も変更しており、ボディーカラーには新色の「プラズマグリーン」と「ミッドナイトブラック」を組み合わせた「翡翠乃光 ―ヒスイノヒカリ―」を設定。このほかに、2種類のツートンカラーと5種類のモノトーンカラーを用意している。いっぽうインテリアカラーでは、新色の「ホワイト/グリーン」を設定。落ち着いたトーンのグリーンの上級レザーを新たに開発し、ライトグレーとのコントラストが際立つモダンなコーディネートとしている。
バッテリーにナビ連動昇温機能を採用
機能・装備に関しては「Googleマップ」「Googleアシスタント」「Google Play」の各機能に対応したNissanConnectインフォテインメントシステムの採用がトピックで、ナビゲーションにGoogleアカウントを同期することで、充電スポットを予測したルート検索や、“お気に入り”のスポット、あらかじめ保存したルートなどを、スムーズに表示できる。
このほかの機能も拡充しており、NissanConnectサービスアプリ機能の「ドアtoドアナビ」を使えば、充電残量を考慮して必要な充電を加味したルートを、乗車前からナビゲーションシステムと共有。乗車後にナビを操作しないでも、すぐに出発できるという。またナビゲーションシステムと連動し、走行ルートに応じてバッテリーを自動昇温する「ナビリンクバッテリーコンディショニング」も採用。エネルギー消費の最適化や、急速充電時の充電速度向上に寄与するとしている。
また、既述のとおりV2L機能の利便性も高めており、充電ポートに「AC外部給電コネクター」を接続すれば、ドアをロックした状態でも1500Wの電力を使うことが可能に。これまでより柔軟に、車載バッテリーから電気を取り出せるようになった。
さらに先進運転支援システムとしては、「インテリジェントディスタンスコントロール」を新たに採用。一般道で加減速を繰り返すようなシーンでも、前走車との車間を一定に保ち、減速、停止までの操作をサポート。ドライバーの負荷を軽減するとしている。
このほかにも、快適性を高めるべく日本市場に合わせてサスペンションのセッティングを変更。路面からの入力によるクルマの動きを減らし、乗員が感じる揺れを軽減するなど、より洗練された上質な乗り味を追求している。
マイナーチェンジ後の価格は以下のとおり。
- B6:667万5900円
- B9:746万7900円
- B6 e-4ORCE:728万0900円
- B9 e-4ORCE:807万2900円
アリアNISMOの価格に関しては、後日発表される予定だ。
(webCG)
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