ボルボがミドルクラスの新型電動SUV「EX60」と「EX60クロスカントリー」を発表

2026.01.22 自動車ニュース webCG 編集部
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ボルボEX60
ボルボEX60拡大

スウェーデンのボルボ・カーズは2026年1月21日(現地時間)、100%電動の新型SUV「ボルボEX60」および「ボルボEX60クロスカントリー」を発表した。

ボルボの新型電気自動車「EX60」のフロントマスク。
ボルボの新型電気自動車「EX60」のフロントマスク。拡大
「EX60」のボディーサイズはEX60が全長×全幅×全高=4803×1899×1635mmで、ホイールベースは2970mm。
「EX60」のボディーサイズはEX60が全長×全幅×全高=4803×1899×1635mmで、ホイールベースは2970mm。拡大
「EX60」のリアビュー。
「EX60」のリアビュー。拡大
後席使用時の荷室容量は634リッター、後席の背もたれを前方に倒すと1647リッターに拡大できる。
後席使用時の荷室容量は634リッター、後席の背もたれを前方に倒すと1647リッターに拡大できる。拡大
「EX60」のインストゥルメントパネル。自然でパーソナライズされた会話が可能なGoogleの新AIアシスタント「Gemini」をボルボ車として初めて取り入れている。
「EX60」のインストゥルメントパネル。自然でパーソナライズされた会話が可能なGoogleの新AIアシスタント「Gemini」をボルボ車として初めて取り入れている。拡大
「EX60」のフロントシートまわり。
「EX60」のフロントシートまわり。拡大
前後4席のヘッドレストにスピーカーが内蔵される。
前後4席のヘッドレストにスピーカーが内蔵される。拡大
面積の広いガラスルーフが採用される。
面積の広いガラスルーフが採用される。拡大
フランクと呼ばれるフロントに設置される荷室の容量は58リッター。
フランクと呼ばれるフロントに設置される荷室の容量は58リッター。拡大
フロントドアのアウターオープナー。
フロントドアのアウターオープナー。拡大
ボルボEX60クロスカントリー
ボルボEX60クロスカントリー拡大
「EX60クロスカントリー」のリアビュー。
「EX60クロスカントリー」のリアビュー。拡大
「EX60クロスカントリー」のインストゥルメントパネル。
「EX60クロスカントリー」のインストゥルメントパネル。拡大
リアバンパーに「CROSS COUNTRY」のロゴが備わる。
リアバンパーに「CROSS COUNTRY」のロゴが備わる。拡大
「EX60クロスカントリー」のサイドビュー。ベースとなる「EX60」よりも最低地上高が20mm引き上げられている。
「EX60クロスカントリー」のサイドビュー。ベースとなる「EX60」よりも最低地上高が20mm引き上げられている。拡大

クラス最長810kmの一充電走行距離を実現

今回発表されたボルボEX60は、ファミリーユースに最適な5シーターの電気自動車(BEV)で、航続距離への不安を解消し、革新的なユーザーエクスペリエンスをもたらすとともに、安全性の新たな領域を切り開くモデルとされる。いっぽうのボルボEX60クロスカントリーは、EX60が持つ魅力をそのままに、クラス最長の航続距離や高速充電、そして日々の暮らしをより安全・快適で、楽しいものにする先進技術を備えていると紹介される。

デザイン面では、ボルボが大切にしてきたスカンジナビアンデザインの理念をEV時代のものへとさらに進化。スタイリッシュで自信に満ち、効率性にも優れたエクステリアと、自然素材を用いる上質で洗練された、実用性の高いインテリアの組み合わせがうたわれる。

低く構えたフロント、流れるようなルーフライン、絞り込まれたサイドボディーといったエクステリアデザインにより、0.26の空気抵抗係数を実現。クラス最高水準の一充電走行距離にも貢献している。ロングホイールベースとフラットフロアによる余裕のある後席レッグルームと大容量のラゲッジスペース、身の回りの小物を収納できる多彩でスマートな収納も特徴とされる。

ボディーサイズはEX60が全長×全幅×全高=4803×1899×1635mmで、EX60クロスカントリーは全長×全幅×全高=4811×1899×1651mm。ホイールベースは両モデルとも2970mmとなる。車重は前者が2190kgで、後者が2370kgと発表されている。EX60クロスカントリーの最低地上高は、ベースとなるEX60よりも20mm引き上げられ、エアサスペンションを用いて走行中の車高をさらに20mm引き上げることができる。

EX60はボルボ・カーズの新世代EVアーキテクチャー「SPA3」を基盤とし、コアシステム「HuginCore」によって制御されている。これは、スケーラビリティーやモジュール性、生産効率、コストの面で新たな基準を打ち立てるプラットフォームと紹介されるもので、セル・トゥ・ボディー(バッテリーとボディーを一体化させる)技術や自社開発の次世代電動モーター、新設計のバッテリーセル、メガキャスティングなどを組み合わせることで、エネルギー効率と走行距離を向上させ、車両重量の低減にも寄与するという。

EX60は3種類のパワートレインをラインナップ。「EX60 P6 Electric」は最高出力374PS、最大トルク480N・mの電動モーターをリアに搭載する後輪駆動車で、620kmの一充電走行距離を実現。「EX60 P10 AWD Electric」は前後にモーターを搭載するシステム最高出力510PS、同最大トルク710N・mの4WD車で660kmの一充電走行距離を、「EX60 P12 AWD Electric」はシステム最高出力680PS、同最大トルク790N・mの4WD車で、クラス最長となる810kmの一充電走行距離を誇る。いずれも10年間のバッテリー保証が付帯する。

運転中の体験を向上させる最先端テクノロジーの採用もEX60の特徴とされ、車両が考え、処理し、行動することを可能とする、ボルボ・カーズ独自のコアシステム「HuginCore」の最新バージョンを搭載。自然でパーソナライズされた会話が可能なGoogleの新AIアシスタント「Gemini」をボルボ車として初めて取り入れている。シームレスで遅延のないインフォテインメントシステムの反応や、主要機能への迅速なアクセスもセリングポイントとされる。

Bowers & Wilkins製28スピーカーオーディオシステムでは、前後4席すべてのヘッドレストにスピーカーを内蔵。「Dolby Atmos」に対応した「Apple Music」もプリインストールされ、没入感あふれる空間オーディオ体験の提供がうたわれる。

専用アイテムでエクステリアを構築

EX60クロスカントリーには、同モデル専用となる新色のボディーカラー「フロストグリーン」が設定され、ボルボのラインナップにおいて特別な存在であることを際立たせる専用のデザインディテールが随所に施されている。フロントおよびリアバンパー、Dピラーには、クロスカントリーのアイデンティティーを象徴する要素があしらわれ、フロントとリアにはブラッシュ仕上げのステンレス製スキッドプレートが備わる。クロスカントリー専用デザインのホイールも目を引く。

コイルスプリングを採用するEX60に対してエアサスペンションを採用するEX60クロスカントリーは、路面状況に合わせて車高を上げるだけでなく、下げることも可能。車高を下げることによって高速走行時の効率や安定性、空力性能を高め、航続距離の伸長にも役立つという。

EX60クロスカントリーのパワートレインは2種類のAWD仕様から選択でき、まずは一充電走行距離が640kmの「EX60クロスカントリーP10 AWD Electric」が導入され、その後、より長い航続距離を実現する「EX60クロスカントリーP12 AWD Electric」が追加される予定。

ボルボ・カーズのチーフコマーシャルオフィサーであるエリック・セヴェリンソン氏は、「より多くのことに挑み、より多くのものを見に行くために生まれたEX60クロスカントリーは、ボルボのクロスカントリーモデルが重ねてきた進化を示す存在でもあります。EX60こそ、次にクロスカントリーの名を受け継ぐにふさわしい一台だと考えました」と同モデルを紹介している。

ボルボは欧州市場でEX60の注文受け付けを開始。米国市場では今春後半に注文受け付けがスタートする。P6およびP10の納車は今夏に、P12の納車もその後まもなく始まる予定。EX60クロスカントリーは、欧州の一部市場で先行予約受け付けを開始しており、2026年内に順次ほかの市場にも拡大される見込みである。

(webCG)

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