第110回:新型BMW i3(前編) ―BEV版「3シリーズ」のデザインはなぜ「ノイエクラッセ」から変節したのか?―

2026.04.29 カーデザイン曼荼羅 渕野 健太郎清水 草一
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「ノイエクラッセ」シリーズの第2弾となる新型「BMW i3」。みんな大好きなスポーツセダン「3シリーズ」相当の、DセグメントのBEVである(言い方が難しい)。
「ノイエクラッセ」シリーズの第2弾となる新型「BMW i3」。みんな大好きなスポーツセダン「3シリーズ」相当の、DセグメントのBEVである(言い方が難しい)。拡大

いよいよ登場した新型「BMW i3」。スポーツセダンのベンチマーク「3シリーズ」がついに電気自動車(BEV)となったわけだが、そのデザインにはどんな見どころがあるのか? ショーカー「ビジョン ノイエクラッセ」から様変わりした理由とは? カーデザインの識者と考えた。

エクステリアデザインの基本は、守旧派のクルマ好きにもなじみのあるオーソドックスな3ボックスセダンのスタイル。同じ「i3」でも、前衛のカタマリだった初代とはまったく異なる。
エクステリアデザインの基本は、守旧派のクルマ好きにもなじみのあるオーソドックスな3ボックスセダンのスタイル。同じ「i3」でも、前衛のカタマリだった初代とはまったく異なる。拡大
ボディーサイズは全長×全幅×全高=4760×1865×1480mmで、ホイールベースは2897mm。現行型「3シリーズ」と比べると、全方位的にひとまわりサイズアップしている。
ボディーサイズは全長×全幅×全高=4760×1865×1480mmで、ホイールベースは2897mm。現行型「3シリーズ」と比べると、全方位的にひとまわりサイズアップしている。拡大
インテリアはこのような感じ。縦スポークのステアリングホイールにひし形のセンターディスプレイ、ダッシュボードの奥に位置するパノラミックビューディスプレイなど、各所に「ビジョン ノイエクラッセ」に通じる意匠や設計が見て取れる。
インテリアはこのような感じ。縦スポークのステアリングホイールにひし形のセンターディスプレイ、ダッシュボードの奥に位置するパノラミックビューディスプレイなど、各所に「ビジョン ノイエクラッセ」に通じる意匠や設計が見て取れる。拡大
立派なボンネットは付いているけれど、その下にエンジンはなし。エンジン付きの「3シリーズ」は、既存のプラットフォームをベースに別立てで用意されるようだ。
立派なボンネットは付いているけれど、その下にエンジンはなし。エンジン付きの「3シリーズ」は、既存のプラットフォームをベースに別立てで用意されるようだ。拡大

クルマ好きの“心のよりどころ”が大変革

webCGほった(以下、ほった):今回のお題は、BMWの新型i3でございます。

清水草一(以下、清水):「これが新型3シリーズだ!」と言ってもいいんだよね? 守旧派のクルマ好きにとってセンターラインに位置するモデルってわけだ。

ほった:エンジン車の3シリーズは別立てになりそうなんで、その辺はビミョーなところですが。ちなみに今回も、渕野さんご提案のテーマです。

渕野健太郎(以下、渕野):このクルマ、みなさんの感想はどうですか?

清水:うーん。デザイン以前に、BEVしか出ないっていうのがねぇ。

渕野:自分もそこが気になってますけど。