渕野 健太郎 の記事一覧(100件)

渕野 健太郎
プロダクトデザイナー兼カーデザインジャーナリスト。福岡県出身。日本大学芸術学部卒業後、富士重工業株式会社(現、株式会社SUBARU)にカーデザイナーとして入社。約20年の間にさまざまなクルマをデザインするなかで、クルマと社会との関わりをより意識するようになる。主観的になりがちなカーデザインを分かりやすく解説、時には問題定義、さらにはデザイン提案まで行うマルチプレイヤーを目指している。
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2025.11.12 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第91回:これぞニッポンの心! 軽自動車デザイン進化論(後編)
激しさを増すスーパーハイトワゴン競争に、車種を増やしつつある電気自動車、いよいよ登場した中国の黒船……と、激動の真っただ中にある日本の軽自動車。競争のなかで磨かれ、さらなる高みへと昇り続ける“小さな巨人”の意匠を、カーデザインの識者と考える。
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2025.11.5 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第90回:これぞニッポンの心! 軽自動車デザイン進化論(前編)
新型の「ダイハツ・ムーヴ」に「日産ルークス」と、ここにきて新しいモデルが続々と登場してきた軽自動車。日本独自の規格でつくられ、日本の景観を変えるほどの販売ボリュームを誇る軽のデザインは、今後どのように発展していくのか? 有識者と考えた。
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2025.10.30 これがおすすめ! 渕野 健太郎
これがおすすめ! キアPV5:デザインの識者をうならせた電動商用ワンボックス【ジャパンモビリティショー2025】
カーデザインの専門家である渕野健太郎さんが注目した「ジャパンモビリティショー2025」の一台は、韓国から来た商用ワンボックスの電気自動車。意外な人による意外なイチオシだが、そこには有識者ならではの注目ポイントがあった。
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2025.10.29 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第89回:「ホンダ・プレリュード」を再考する(後編) ―全部ハズしたら全部ハマった! “ズレ”が生んだ新しい価値観―
24年ぶりの復活もあって、いま大いに注目を集めている新型「ホンダ・プレリュード」。すごくスポーティーなわけでも、ストレートにカッコいいわけでもないこのクルマが、これほど話題を呼んでいるのはなぜか? カーデザインの識者と考える。
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2025.10.22 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第88回:「ホンダ・プレリュード」を再考する(前編) ―スペシャリティークーペのホントの価値ってなんだ?―
いよいよ販売が開始されたホンダのスペシャリティークーペ「プレリュード」。コンセプトモデルの頃から反転したようにも思える世間の評価の理由とは? クルマ好きはスペシャリティークーペになにを求めているのか? カーデザインの専門家と考えた。
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2025.10.8 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第87回:激論! IAAモビリティー(後編) ―もうアイデアは尽き果てた? カーデザイン界を覆う閉塞感の正体―
ドイツで開催された欧州最大規模の自動車ショー「IAAモビリティー2025」。クルマの未来を指し示す祭典のはずなのに、どのクルマも「……なんか見たことある」と感じてしまうのはなぜか? 各車のデザインに漠然と覚えた閉塞(へいそく)感の正体を、有識者とともに考えた。
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2025.10.1 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第86回:激論! IAAモビリティー(前編) ―メルセデス・ベンツとBMWが示した未来のカーデザインに物申す―
ドイツで開催された、欧州最大規模の自動車ショー「IAAモビリティー2025」。そこで示された未来の自動車のカタチを、壇上を飾るニューモデルやコンセプトカーの数々を、私たちはどう受け止めればいいのか? 有識者と、欧州カーデザインの今とこれからを考えた。
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2025.9.17 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第85回:ステランティスの3兄弟を総括する(その3) ―「ジープ・アベンジャー」にただよう“コレジャナイ感”の正体―
ステランティスの将来を占う、コンパクトSUV 3兄弟のデザインを大考察! 最終回のお題は「ジープ・アベンジャー」だ。3兄弟のなかでもとくに影が薄いと言わざるを得ない一台だが、それはなぜか? ただよう“コレジャナイ感”の正体とは? 有識者と考えた。
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2025.9.10 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第84回:ステランティスの3兄弟を総括する(その2) ―「フィアット600」からにじみ出るデザイナーの苦悩―
ステランティスの未来を担う、SUV 3兄弟のデザインを大総括! 2回目のお題は「フィアット600」である。共通プラットフォームをベースに、超人気車種「500」の顔をくっつけた同車だが、その仕上がりに、有識者はデザイナーの苦悩を感じ取ったのだった……。
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2025.9.3 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第83回:ステランティスの3兄弟を総括する(その1) ―「ジュニア」に託されたアルファ・ロメオ再興の夢―
ステランティスが起死回生を期して発表した、コンパクトSUV 3兄弟。なかでもクルマ好きの注目を集めているのが「アルファ・ロメオ・ジュニア」だ。そのデザインは、名門アルファの再興という重責に応えられるものなのか? 有識者と考えてみた。
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2025.8.27 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第82回:革新のネオレトロ(後編) ―未来より過去のほうがカッコいい? トレンドを席巻する懐古デザインの行く先―
その流れはスーパーカーの世界にまで! 今やカーデザインの大きなトレンドとなっているネオレトロ。この潮流はどのように始まり、どこへ向かおうとしているのか? もはやユーザーは新しいものに興味がないのか!? 有識者と、温故知新のその先について考えた。
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2025.8.20 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第81回:革新のネオレトロ(前編) ―「フォルクスワーゲンID. Buzz」にみる“いいレトロデザイン”の条件―
かの「フォルクスワーゲン・ニュービートル」の誕生から四半世紀が過ぎ、すっかりカーデザインのトレンドとして定着したネオレトロ。普通のクルマとは、ちょっと評価軸の違うそのデザインのよしあしは、なにで決まるのか? 最新作「ID. Buzz」を題材に考えた。
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2025.8.13 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第80回:新型マツダCX-5(後編) ―デザイン至上主義はもうおしまい? ストイックだった“魂動”の変節―
ストイックすぎたマツダのデザイン開発に、揺り戻しが起きている? マツダが発表した、失敗が許されない新型「CX-5」。その“ちょっと普通”な造形に、カーデザインの識者はなにを見いだしたのか? ニューモデルにみる「魂動デザイン」の変節を読み解いた。
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2025.8.6 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第79回:新型マツダCX-5(前編) ―オトナになった? それとも堕落した? 最新の「魂動デザイン」にみるマツダの模索―
マツダが最量販SUV「CX-5」の新型を発表! 今日のマツダにとって、絶対に失敗できない一台の登場である。一見すると従来型からあまり変わっていないように見えるが、カーデザインの識者いわく、その細部にはマツダの模索と新しい方向性が表れているという。
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2025.7.23 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第78回:バイエルンのデザイン革命(後編) ―新型「3シリーズ」はどうなる!? 新人事からBMWの未来を読み解く―
未来のBMWを担うのは、元ボルボや元MINIのデザイナー? 2024年10月に発足したデザイン部門の新体制は、どのような意図のもとに構築され、また今後の注目車種……例えば新型「3シリーズ」などに、どんな影響をもたらすのか? カーデザインの識者と考えた。
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2025.7.16 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第77回:バイエルンのデザイン革命(前編) ―これは迷走か陰謀か? ごった煮で突っ走るBMWデザインの未来―
今まさに、大胆なデザイン改革を進めているBMW。しかしその中身を見ると、かたや「ノイエクラッセ」、こなた「スカイトップ」と、全然違うモチーフが同時多発的に提案されているではないか。ごちゃまぜで突き進むBMWデザインの未来を、有識者と考えた。
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2025.7.9 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第76回:アウディA5(後編) ―まだ潔さが足りない! 最新モデルにみる“コテコテ系”への未練―
新型「A5」により、シンプル路線への回帰を鮮明にしたアウディ。しかし、それでもまだ彼らはコテコテ系のデザインに後ろ髪を引かれているのだ! 彼らの未練は、実車のどこに表れているのか? カーデザインの識者とともに、アウディデザインの未来を考える。
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2025.7.2 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第75回:アウディA5(前編) ―コテコテ路線とはこれで決別!? 迷走するプレミアムブランドに差した曙光―
装飾華美な既存のモデルとは趣の異なる、シンプルな意匠をまとう新型「アウディA5」。「タイムレスな美しさ」という標語はどこへやら? という時期もあったアウディだが、ここから巻き返しとなるのか。カーデザインの識者と、新時代のアウディについて考えた。
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2025.6.27 デイリーコラム 渕野 健太郎
新型「日産リーフ」をカーデザインの識者はどう見たか? ―「技術の日産」の残照とその功罪―
いよいよ発表された新型「日産リーフ」。量販電気自動車のパイオニアは、この3代目でいかなる変貌を遂げたのか? クロスオーバーへの転向とドライなデザインの背景には、どのような理由があるのか? カーデザインの識者が、日産渾身(こんしん)のニューモデルを語る。
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2025.6.25 エッセイ 渕野 健太郎,清水 草一
第74回:トヨタRAV4(後編) ―これは堕落か? 洗練か? 話題を呼ぶ6代目の是非を問う―
先代のワイルドなイメージは鳴りを潜め、より落ち着いたイメージで仕上げられた6代目「トヨタRAV4」。この変化は堕落か? 洗練か? ふたたびのイメージチェンジの背後にある、トヨタのねらいとは? カーデザインの識者と、新型RAV4の是非を考える。
