■1991-1992 ホンダ・シビック/シビック・フェリオ
1991年9月にフルモデルチェンジ。1972年、センセーショナルなデビューを果たして以来、19年間ホンダの中核を成してきたシビックは、5代目を迎えた。
ボディタイプは3ドアハッチバックと4ドアセダンの2種。3ドアは先代のコンセプトを更に先鋭化、フル4シーターの実用性を若干犠牲にしても、低いボディによるスタイリッシュなスタイルをアピール、スペシャルティー性と走りのイメージを強めた。ホイールベースを70mm延長、長く、広く、そして低いこれまでの2BOXの常識を覆すプロポーションを手に入れた。
4ドアは新たに“フェリオ”の名が与えられ、2620mmというクラスの枠を超えたホイールベースで、低いプロポーションと4人がゆったり乗れる居住性の両立を求めた。また、このフェリオに限ってはホンダ式のリアルタイム4WDバージョンも設定された。最上級モデルは、後席も大型アームレストで仕切ったバケットシート仕様とされた。
ホンダの伝統に従って横置きに搭載、前輪を駆動するエンジンはすべて直列4気筒ガソリンで、1300ccSOHC、1500ccSOHC-VTEC、1600ccSOHC、そして最上級モデルSiR用の可変バルブタイミングリフト機構付の1600DOHC-VTECに至る多彩なユニットが選択できた。
中でも1600DOHC-VTECは、170ps(4段AT用は155ps)という当時の1600ccクラスでは最高のパワーを発揮した。サスペンションは4輪ダブルウィッシュボーン。
翌1993年にはアメリカ・ホンダ製のクーペも追加された。
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