■【コレはゼッタイ!】「ホンダ・プヨ」:マンガチックで、ウソみたいなコンセプトカー
【車両概要】
2800mmの全長に4人乗車を実現した燃料電池車。衝突安全性を高めるとして、柔らかいボディパネル「ジェルボディ」を採用する。
【出展車紹介】「ホンダ・プヨ」柔らかいクルマとは?
■これは本当にバブル的かも?
俺、小沢コージは今年はバブル以来の“絵空事系コンセプトカー”の当たり年になる気がしていた。なぜなら今のニッポン自動車界の最大の関心事が「クルマが売れないこと」や「若者のクルマ離れ」であり、原因が「日本に思いっきりクルマを走らせる場所がないから」なのも明白だったからだ。
どれもハッキリいって相当なる無理難題。こうなったら既存のクルマ観を打ち破り“クルマを走らせずに楽しむ”方向に行くしかない。
そんな机上の空論的代表作と思えてしまったのが「ホンダ・プヨ」だ。まさしくマンガをそのまま現実に移してしまったクルマで、そういう意味ではバブル期のコンセプトカーに近い。
たしかにそのプヨっとした感触の、エクステリアに用いられたジェル素材は面白い。だが、現実的にはとてもありえないし、たいして意味がない。燃料電池車と組み合わせる理由もよくわからない。
ま、これまたショーならではの存在ということで、マル。
(文=小沢コージ)
新着記事
-
NEW
BMW M235 xDriveグランクーペ(前編)
2025.12.28ミスター・スバル 辰己英治の目利きスバルで、STIで、クルマの走りを鍛えてきた辰己英治が、BMWのコンパクトスポーツセダン「M235 xDriveグランクーペ」に試乗。長らくFRを是としてきた彼らの手になる “FFベース”の4WDスポーツは、ミスタースバルの目にどう映るのだろうか? -
ルノー・キャプチャー エスプリ アルピーヌ フルハイブリッドE-TECHリミテッド【試乗記】
2025.12.27試乗記マイナーチェンジした「ルノー・キャプチャー」に、台数200台の限定モデル「リミテッド」が登場。悪路での走破性を高めた走行モードの追加と、オールシーズンタイヤの採用を特徴とするフレンチコンパクトSUVの走りを、ロングドライブで確かめた。 -
『webCG』スタッフの「2025年○と×」
2025.12.26From Our Staff『webCG』の制作に携わるスタッフにとって、2025年はどんな年だったのでしょうか? 年末恒例の「○と×」で、各人の良かったこと、良くなかったこと(?)を報告します。 -
激動だった2025年の自動車業界を大総括! 今年があのメーカーの転換点になる……かも?
2025.12.26デイリーコラムトランプ関税に、EUによるエンジン車禁止の撤回など、さまざまなニュースが飛び交った自動車業界。なかでも特筆すべきトピックとはなにか? 長年にわたり業界を観察してきたモータージャーナリストが、地味だけれど見過ごしてはいけない2025年のニュースを語る。 -
第942回:「デメオ劇場」は続いていた! 前ルノーCEOの功績と近況
2025.12.25マッキナ あらモーダ!長年にわたり欧州の自動車メーカーで辣腕(らつわん)を振るい、2025年9月に高級ブランドグループのCEOに転身したルカ・デメオ氏。読者諸氏のあいだでも親しまれていたであろう重鎮の近況を、ルノー時代の功績とともに、欧州在住の大矢アキオ氏が解説する。 -
スバリストが心をつかまれて離れない理由 「フォレスター」の安全機能を体感
2025.12.25デイリーコラム「2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤー」に選出された「スバル・フォレスター」。走り、実用性、快適性、悪路走破性、そして高い安全性が評価されたというが、あらためてその安全性にフォーカスし、スバルの取り組みに迫ってみた。
