
スカイラインスポーツのベースとなった1961年式「プリンス・グロリア」。テールフィンの生えたアメリカ車的なスタイリングを持つ、当時の国産最高級車だった。
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スカイラインスポーツのベースとなった1961年式「プリンス・グロリア」。テールフィンの生えたアメリカ車的なスタイリングを持つ、当時の国産最高級車だった。
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61年式「スカイライン1900デラックス」。前出のグロリアとの差異は、エンジンがハイオク仕様のグロリアに対してレギュラー仕様となるため最高出力がやや落ちること、および内外装の細部のみ。これらの写真を見比べた限りではサイドモールディングとホイールキャップくらいしか違いがないが、グロリアのほうがアクセサリーが豊富なため車重はやや重く、スカイラインの1340kgに対してグロリア1360kg だった。
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初代スカイライン/グロリアの「バックボーントレー式フレーム」。箱形断面のバックボーン(背骨)に左右のメンバーで補強された床板を溶接した構造である。
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バネ下重量の軽減による優れた乗り心地とロードホールディングの向上を狙って採用された「ド・ディオン・アクスル」。スプリングはリーフだった。
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直4OHV1862ccのGB4型エンジン。圧縮比8.5、2バレルキャブレターを装着して、当時国産最強の最高出力94ps/4800rpm、最大トルク15.6kgm/3600rpmを発生した。
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スカイラインスポーツ・クーペの構造図。
『第44回:『トリノの風薫る』プリンス・スカイラインスポーツ(1962-63)(その3)』の記事ページへ戻る