
【スペック】全長×全幅×全高=5120×1845×1510mm/ホイールベース=3050mm/車重=1950kg/駆動方式=FR/3.5リッターV6DOHC24バルブ(306ps/6800rpm、35.7kgm/5000rpm)+交流同期電動機(68ps、27.5kgm)/価格=840万円(テスト車=845万2500円/特別塗装色ガーネットブラック=5万2500円)
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【スペック】全長×全幅×全高=5120×1845×1510mm/ホイールベース=3050mm/車重=1950kg/駆動方式=FR/3.5リッターV6DOHC24バルブ(306ps/6800rpm、35.7kgm/5000rpm)+交流同期電動機(68ps、27.5kgm)/価格=840万円(テスト車=845万2500円/特別塗装色ガーネットブラック=5万2500円)
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設定されるグレードは、標準型、「VIP」、「VIP G」の3種類で、すべてハイブリッド仕様となる。試乗車は最上級の「VIP G」。
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「フーガハイブリッド」と同じ、3.5リッターV6エンジン+モーター+リチウムイオンバッテリーからなるハイブリッドシステムを搭載。最高で364psのシステム出力を発生する。
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外装だけでなく、内装のデザインも「フーガ」に準じている。試乗車「VIP G」は最上級グレードで、セミアニリン仕上げの本革シート(一部に人工皮革を使用)と、銀粉をすり込ませた本木目のフィニッシャーパネルが標準装備となる。
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足まわりには、乗り心地重視の「コンフォートサスペンション」セッティングが施される。また、2つのピストンで減衰力をコントロールする「ダブルピストンショックアブソーバー」を装着している。
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「VIP G」で選べるインテリアカラーは写真のブラウンのみ。前席には、オーナードライバーにとってうれしいエアコン機能が備わる(後席はヒーターのみ)。
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ロングホイールベースの恩恵で、後席のレッグルームは広大。逆位相の制御音を使って室内のこもり音を低減する「アクティブノイズコントロール」は、後席重視のチューニングが施されている。また「VIP G」グレードでは、BOSEの後席用シアターシステム(前席ヘッドレストの裏面に7インチモニター内蔵)が標準で付く。
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キャビンとの間にリチウムイオンバッテリーを搭載するために、トランクの奥行きが狭くなってしまっているが、9インチのゴルフバッグなら4個入るそうだ。
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「シーマ」の走りは、まず乗り心地ありき。特殊な吸音材を内部に取り付けた「吸音タイヤ」を日産で初めて採用し、高級車らしい静かな走りを目指した。
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平坦な道なら、スロットルペダルをすっと戻せば、タコメーターの針がストンとゼロに落ちる。構造的には、100km/h超のスピード域でもモーターのみで走れるという。
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インパネ中央の液晶モニターに映し出されたパワーフロー。これは「エンジンで駆動しつつ、バッテリーに充電」を示している。JC08モードで16.6km/リッターの燃費を記録する一方、0-100km/h加速は6.6秒でこなす実力の持ち主。
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“よりこだわった生産工程”も新型「シーマ」の売りのひとつ。ボディー塗装表面のあざやかさがより求められる濃いボディーカラーについては、中塗り後に一度生産ラインから外し、熟練者が1台ずつ手磨きしてから上塗りする念の入れようだ。
『日産シーマハイブリッドVIP G(FR/7AT)【試乗記】』の記事ページへ戻る