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2013年2月の改良で燃費を1割近く改善した「スズキ・アルト エコ」。この角度では、横桟の入ったグリルとシルバーのドアハンドルなどが、従来モデルとの大きな識別点だ。
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一方リアビューでは、従来モデルとの差は間違い探しレベル。標準の「アルト」との違いは、専用デザインのホイールキャップやテールゲートのエンブレムなど。
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パワーユニットは、今やスズキの軽乗用車用エンジンの主力を担う「R06A」。効率のよさと、低回転域でのトルクの太さが特徴とされている。
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シートには、ライトグレーを基調に水色のアクセントを取り入れた専用の表皮を採用。上級グレードの「エコS」では、リアシートヘッドレストが標準装備化された。
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2013年2月の改良では、従来モデルから車重を20kg軽量化(FF車比)。リアバンパーの形状変更や、リアタイヤハウスに整流板を装備することで、空気抵抗を低減している。
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インテリアの変更点は、ライトグレーとブラウンを組み合わせたツートンカラーの内装色や、専用デザインのメーターなど。
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水色の文字盤を採用した専用メーターには、新たにLED照明でアクセル開度を知らせる「エコドライブアシスト照明」を採用。燃費の良い運転状態では、照明の色がグリーンに変化する。
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リアシートの格納は一体可倒式のみ。「アルト」の「X」グレードのような、分割可倒式リアシートの設定はない。(写真をクリックするとシートが倒れる様子が見られます)
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今回の改良では、アイドリングストップ機構も改良。減速時にエンジンが停止する速度を9km/hから13km/hに引き上げた。
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エアコンには、アイドリングストップ中も冷風を送り出せる「エコクール」機能を採用。操作パネルの一部には、新たに水色が取り入れられた。
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今回の試乗では、2泊3日にわたって「アルト エコ」を借用。都内での試乗の後は、中央道で河口湖へと向かうルートを選んだ。
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ボディーの軽さも手伝って、延々と続く中央道の上り坂でも痛痒(つうよう)感は皆無。
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装着タイヤは「ダンロップ・エナセーブEC300」。内部構造を見直すことで、300kPaの空気圧と快適な乗り心地を両立したという。
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ワイドな変速比幅によって燃費に貢献する副変速機付きCVT。高速巡航時のエンジン回転数を低く保つことで、静粛性にも一役買っている。
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『スズキ・アルト エコS(FF/CVT)【試乗記】』の記事ページへ戻る