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「BMW 4シリーズクーペ」は、従来の「3シリーズクーペ」の後継を担うモデルとして登場。2013年の東京モーターショーではオープンモデルの「カブリオレ」も発表された。
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インパネまわりの基本設計は「3シリーズ」とほぼ共通。写真のテスト車はスポーティーな仕様の「Mスポーツ」で、標準車とはステアリングの形状などが異なる。
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上級グレードの「435i」は、「スポーツ」や「ラグジュアリー」といったデザイン・ラインの種類を問わず、シート表皮には全車ダコタレザーを採用している。
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「4シリーズ」の後席は2人乗り。座面から天井までの高さは、3シリーズの920mmから870mmに減じている。
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トランクルームの広さは445リッター。後席は6:4の2分割可倒式が標準で、4:2:4の3分割可倒式リアシート(スルーローディングシステム)は、2万8000円のオプション装備となる。
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「Mスポーツ」は、専用デザインの内外装パーツだけでなく、足まわりには専用チューニングの「Mスポーツサスペンション」を採用。テスト車には、オプションで設定されている減衰力調整機構付きの「アクティブMサスペンション」が装備されていた。
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「435i」のエンジンは306ps、40.8kgmのアウトプットを発生する3リッター直6直噴ターボ。「4シリーズ」にはこのほかにも、245ps、35.7kgmの2リッター直4直噴ターボも設定されている。
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トランスミッションは8段ATのみの設定。セレクターレバーの右側には、ドライビングパフォーマンスコントロールのモード切り替えスイッチが備えられている。
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タイヤサイズは、標準車は前後共通で225/45R18が標準。「スポーツ」「ラグジュアリー」「Mスポーツ」は、前が225/40R19、後ろが255/35R19の前後異サイズとなる。
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「4シリーズ」のボディーカラーは全12色。このうち「Mスポーツ」には専用色の「エストリル・ブルー」を含む6色を設定している。テスト車の色はオプションカラーの「ミネラル・グレー」。
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これまでBMWでは、「6シリーズ」と「Z4」以外のクーペやオープンモデルは、いずれも「1シリーズクーペ」や「3シリーズカブリオレ」などと呼ばれてきた。今後は「2シリーズ」や「4シリーズ」といった名前が与えられ、独立した車種として扱われることになる。
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「4シリーズ」は、車載カメラを使った安全運転支援システム「ドライビングアシスト」を全車に標準装備。オプションで前車追従型クルーズコントロールや、光軸の自動調整機能を備えたアダプティブLEDヘッドライトなども用意されている。
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センターコンソールに備えられた「iDrive」のコントローラー。ダイヤルの上部にはタッチパッドが備わっており、指先でなぞって文字を入力したり、地図表示を拡大、縮小したりできる。
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BMW 435iクーペ Mスポーツ
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『BMW 435iクーペ Mスポーツ(FR/8AT)【試乗記】』の記事ページへ戻る