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1982年に登場した「W201」から続く、メルセデス製コンパクトセダンの歴史を受け継ぐ新型「Cクラス」。本文中では便宜上5代目Cクラスとして紹介しているが、実際に「Cクラス」という名前で呼ばれ始めたのは2代目の「W202」から。初代のW201は「190シリーズ」と呼ばれていた。
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新型「Cクラス」は、ボディーの各所に積極的にアルミ素材を採用。鉄材のみを使った設計と比べ、70kgほど重量を抑えている。
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メルセデス・ベンツの歴代コンパクトセダン。初代から順に「W201」(奥、左手)、「W202」(奥、中央)、「W203」(奥、右手)、そして従来モデルの「W204」(手前)。
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「C250」の2リッター直噴直4ターボエンジン。211psの最高出力と35.7kgmの最大トルクを発生する。
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最高出力333ps、最大トルク48.9kgmを発生する「C400 4MATIC」の3リッターV6ツインターボエンジン。グレード名にもある通り、駆動システムには4WDを採用している。
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ガソリンエンジンのほか、新型「Cクラス」には1.6リッターと2.2リッターの2種類の直4ディーゼルエンジンを設定。ハイブリッド車に搭載するエンジンにも、ガソリンとディーゼルの両方を用意している。
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「インテリジェントドライブ」に代表される先進安全装備のほか、新型「Cクラス」はヘッドアップディスプレイを新たに採用。車速などの重要な情報を、カラー画像で表示する。
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インフォテインメントシステムには、新たにタッチパネル式のモニターを採用。これまで通り、センターコンソールのダイヤル式コントローラーで操作することもできる。
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リアシートは4:2:4の3分割可倒式。2840mmのホイールベースや、前席シートバック形状の工夫などにより、従来モデルよりレッグルームのゆとりが増しているという。
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「C400 4MATIC」の4WDシステムは、前:後ろ=45:55の比率で、駆動力を配分している。
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撮影車の「C250」は225/40R19サイズのタイヤを装備していたが、本国仕様では、同車の足元は6.5J×16インチのアルミホイールに、205/60R16サイズのタイヤの組み合わせが標準となる。
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トランクルームの容量は480リッターと、現行モデルより40リッターほど広くなっている。
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メルセデス・ベンツC250
『メルセデス・ベンツCクラス【海外試乗記】』の記事ページへ戻る