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マイナーチェンジを受けた「レクサスCT200h」が世界初公開されたのは、2013年の広州国際モーターショーでのこと。その後、ほぼ同時に開催された東京モーターショーでもお披露目され、2014年1月に日本で発売された。
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インテリアでは、シートの素材や色、加飾パネルの種類などを大幅に拡大。約80通りもの組み合わせの中から、好みの仕様を選べるようになった。
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今回のマイナーチェンジでは、フロントピラーやリアコンビネーションランプに、「レクサスLS」や「トヨタ・アクア」でおなじみの「エアロスタビライジングフィン」を装備。また、エンジンアンダーカバーなどには整流フィンを追加しており、空力性能の改善をはかっている。
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エクステリアでは「スピンドルグリル」の採用が最大のトピックス。開口部の格子の模様は、“Fスポーツ”のみがメッシュタイプ、他のグレードはバー(横桟)タイプとなっている。
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リアバンパーもマイナーチェンジによってデザインを変更。“Fスポーツ”のみ下部に専用塗装を施し、反射板にメッシュベゼルを採用した専用デザインのものを装備している。
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テスト車に装備されていた“Fスポーツ”専用の本革シート。前席にシートヒーターが装備されるほか、運転席にはポジションメモリー機能も備わっている。
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リアシートは6:4の分割可倒式。写真の「ダークローズ」は、マイナーチェンジによって設定された“Fスポーツ”専用のシートカラーだ。
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「SPORTモード」を選択するとパワーメーターがエンジン回転計に変化する。速度計の右側には、新たに4.2インチのマルチインフォメーションディスプレイを採用した。
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パワーユニットにはマイナーチェンジ前からの大きな変更はなし。燃費はベースグレードの「CT200h」が30.4km/リッター、その他のグレードが26.6km/リッターとなっている(いずれもJC08モード)。
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新たに採用された“Fスポーツ”専用の17インチアルミホイール。切削加工によるツートンカラーのデザインが特徴となっている。
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デザイン上の変更だけではなく、ボディー剛性や空力性能の向上により、運動性能の改善もはかられている。
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専用デザインの外装パーツやアルミホイールの採用などにより、“Fスポーツ”と他のグレードとの違いがより強調されるようになったのも、今回のマイナーチェンジのポイントだ。
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ラゲッジスペースに大きな変更はなし。容量は375リッター(VDA法)で、後席を倒すと約1500mmの奥行きを得ることができる。(写真をクリックすると、シートの倒れる様子が見られます)
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ボディーカラーは新色の「マターレッド」を含む全11色。新たに、洗車などによる小さな傷を自己修復する「セルフリストアリングコート」を採用した。
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今回の一部改良では、フロントドアに紫外線を約99%カットし、赤外線を遮断するはっ水機能付きスーパーUV・IRカットガラスを採用。乗員の日焼けを防ぐとともに、空調への負荷を抑え、実燃費改善の効果も期待できる。
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センターコンソールの形状に大きな変更はないが、よく見るとリモートタッチのコントローラーの形状が変更されており、コントローラーの左右にあったENTERキーが廃止されている。
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レクサスCT200h“Fスポーツ”
『レクサスCT200h“Fスポーツ”(FF/CVT)【試乗記】』の記事ページへ戻る