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デビュー30周年の節目の年に、日本での再販が決定した「ランドクルーザー“70”シリーズ」。ファンの間では、「ランクル70」や「70系」という愛称で親しまれている。
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こちらが1984年当時の「70系」。ボディーサイドのプレスラインなどは今のものと共通とのことだが、フロントまわりの意匠は大きく異なっている。
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「200系」こと「トヨタ・ランドクルーザー」。日本で「ランクル」といえばこのクルマのことだが、世界には「ランクル=70系」という地域がまだまだ多くあるのだとか。
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<プロフィール> 1985年、トヨタ自動車に入社。シャシー設計部で「ランドクルーザープラド」や「ハイラックス」のサスペンションを担当する。2001年からは、第3開発センター(現製品企画本部)にて「ランドクルーザー」と「タンドラ」(北米向けの大型ピックアップトラック)のプラットフォーム開発に従事。2007年に第1開発センターのチーフエンジニアに就任。ランドクルーザー・シリーズの開発指揮を執り、今日にいたる。入社以来29年、一貫してボディー・オン・フレーム構造のクロスカントリー車やトラックを手掛け続けている。
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今回日本に導入されたのは「バン」と「ピックアップ」の2モデル。発売からひと月を経た2014年9月24日時点での販売比率は、バン:ピックアップ=3:1となっている。
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ボンネットの左前端に備えられた補助ミラー。日本仕様とするために追加されたのはこのミラーとリアのリフレクター(反射板)程度で、クルマの中身は海外で活躍しているものと全く変わらない。
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日本仕様に搭載される、最高出力231ps、最大トルク36.7kgmの4リッターV6エンジン。海外仕様には、このほかにも4.5リッターV8ディーゼルターボなど複数のエンジンが用意されている。
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砂塵(さじん)を巻き上げて走る「70系」。副変速機付きのパートタイム4WDに、前輪のデュアルモードオートマチックロッキングハブ、オプションで用意される電動デフロックなど、走破性を高めるための機能や装備は充実している。
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日本で再販される「70系」はいずれも商用の1ナンバー登録となる。最大積載重量は、バンが2人乗車時で500kg、5人乗車時で350kg。ピックアップが600kg。
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2014年8月25日の発表会において、「70系」の復活をファンに報告する小鑓さん。
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発表会場に詰めかけたランクルファンの方々。これですべてではなく、エスカレーターを登った2階でも多くのファンが小鑓さんの話に耳を傾けていた。
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『トヨタ・ランドクルーザー“70”シリーズ【開発者インタビュー】』の記事ページへ戻る